第10夜 ~蘇ったアリババ~ ページ11
モ「あなたの言うことは意味不明です…、領主様を舐めているどご友人゙と同じ目に
会いますよ…?」
ハッとしたようにアラジンが顔を上げるのにも関わらず、モルジアナは続けた
モル「一緒にいたあの男の子ですよ…。彼…、領主様に罠避けにされて……」
その言葉の続きをドキドキしながら待っているアラジンと、得に興味なさそうな表情のA
そのとき__
ガコッ
アラジンとAが振り返ってもなお、モルジアナは続ける
モル「ご友人は…」
少し上を見上げると……
モル「死んでしまいましたよ!!」
勝手に殺すなと言わんばかりの顔をしたアリババが顔を覗かせていた
しーんとした空気の中でもう一度モルジアナは告げた、アリババは死んだと。
しかし肝心のアリババが真上にいるのだからアラジンはキョドキョドしているし、
彼女にいたっては声を抑えて爆笑していた。モルジアナが立ち場に気をつけないと
死んでしまうと言っている途中で絨毯をなげられ、気を逸らされた。
モル「あれっ?いない!?」
バサッと何かが飛ぶような音がしたと思うと……
アラ「そうでもないよ、おねえさん。」
アラジンはターバンで飛んでいた。
アラ「ごめんねおねえさん。僕ら、もう行くけど…また会おう…。見えない鎖が切れる
頃…、一緒に太陽を見に行こう!Aおねえさんも一緒に!」
ここでまさか自分の名前が出てくると思っていなかった彼女だが、アラジンらしいな、と
少し頬が緩んだ__嬉しさからではない、期待から…それとは裏腹にモルジアナは…
モル「知ったふうなことを言わないで…」
ダンッ
メリィ…!!
ファナリス特有の脚力で地面がへこむ。モルジアナがファナリスだと言うことは、見た目と
特徴で彼女は出会って瞬時に見抜いていた
モル「私たち、ジャリーヤの人生がどんなものか…、少しも知らないくせに!!」
その迫力に押され、アリババが焦り出す。そのまま地面、壁とへこませながら追いかけたが
惜しくも届かなかった
モル「くそっ!!」
『(そろそろかなー)』
彼女の無表情の裏には、何が隠されているのか、知る由もない
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
爽やか会社員 - 終わるなんて、ぐすん、そぉんな。 (2020年8月14日 22時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» おひさささ('∀'●)受験やらなんやら頑張ってました(( (2015年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» そうだよ!悪いかwwwあけおめwww (2015年1月11日 15時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
みるる - エンジェルさん» あけおめんめんことよろんろん!← ネットだけかwwリアルではコミュしょーとか?ww (2015年1月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 9042a19f34 (このIDを非表示/違反報告)
エンジェル(プロフ) - みるるさん» ネットだけだけどな!www (2014年11月24日 17時) (レス) id: cfc6cc5418 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エンジェル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時:2014年8月13日 3時