密かに、君を見ていていいですか？【妹尾 匡】

+Valentine's day one ページ6

2月14日なので、スト部の大会も終わった頃です。


------------------------



東京では、珍しく雪が降り少し寒さの厳しくなった今冬




外で走り込むには丁度いい気温だが、路面が凍結している様で、怪我をする人もいるらしい




雪の中ヒールとか、危険すぎるだろう・・・




そんなことさて置き、私もそろそろ運動しないと、まずい




そう




「太った・・・」




冷蔵庫に入っているのは、まるでお店にでも売っているかの様に綺麗にできたチーズケーキ




ここまで仕上げるのに、何個ダメにした事か




だって匡君には変なのあげられないし




それ以前に私のプライドが許さない




そんなプライドのおかげで、失敗作は全てお腹の中




必然的に体は重くなって行く様で




まずい。まずいまずい




ドラマ出演が決まってから、体重を一気に落としたリバウンドが来た様だ




それでも、私はチーズケーキに満足できたから、結果オーライ





なんて考えてはいけない気がする





頬に触れると心無しか膨れた様な気がして





「やばい・・・」




流石に見た目に変化はまずい




「走ろう。うん。」




匡君は今日も遅いらしいし




新曲を出すらしいから、ダンスから歌から、とにかく忙しいらしい




匡君に顔向けできなくなるのもまずい




そう思い立ったら、早い私はすぐに部屋に着替えに行った





部屋着を脱ぎ捨てて、ジャージをき・・・




お腹、肉ついた・・・




絶対、やばい！




ぶんぶんと首を降り、自分の体を見ない様にしてジャージを着れば、すぐに玄関に向かった

+Valentine's day two→←+forty-six

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す