+fifty-seven ページ19
杏花さんが取っていたのは、那須温泉のあるホテルだった
「うわあ、豪華な部屋・・・」
「私は隣の部屋ですので、何かあったら言ってください。
それと、明日は3時半起床ですから、早く寝てくださいね」
入り口で感嘆の声を漏らす私に、いつもの杏花さんだ
いや、3時半って・・・
起きなきゃ。もうお風呂入って寝なきゃじゃん・・・
部屋の鍵を閉めて中に歩み入れると、きっちりと整えられたベッドが備えられていた
このホテルすごいな・・・
ぼんやりと考えながら台本を開くと、お風呂の準備をしながら明日の予習を始めた
--------------------
「うわあ・・・」
EOS初戦のオープニングセレモニーが行われるであろうここ
「アンドロメダがいっぱい・・・」
ギャラスタのライブ(といっても一曲程度なのだが)目当てだろうと思われる人混み
ギャラスタのファンは通称アンドロメダと言う呼び名がついている
私もその中に入るのだろうか・・・
もう、撮影の後なのに辛いよ・・・
朝に大分、神経を尖らせてきたため、疲れが肩を重くする
思ったより撮影が長引いたため、私は最後尾
まあ、私が長引かせた様なもんだけど・・・
撮影の事を思い出すとさらに肩が重くなった気がした
やめやめ！
ぶんぶんと頭を振って追い出すとふわふわと髪の毛がゆれた
急いできたため、髪型とネイルはそのままに私服という格好だった
流石にメイクは落としてきてよかった・・・
「うわっ！！」
と上の空だった私に後ろからの衝撃
「あっすみません、ぶつかっちゃって！！」
とその明るい声の持ち主は、白いジャージに短パンといった、いかにもスポーツマンな格好
「いえ、お怪我はありませんか？」
「や、優しい・・・！！」
お怪我はありませんか。は決まり文句というかそういうものだと思うけれど
よく見るとその彼の前方には、同じジャージを着た集団がいて
もしかしたら、この大会の参加者かもしれない
「八神くーーん！！はやくーー！！」
「あ、俺行くんで！！」
八神と呼ばれた少年は、今行くー！と元気な声を上げながら呼ばれた声の方へと走って行った
元気な男の子だったな
そんな私にお構いなく進行は進み、ギャラスタの前奏が流れ始めていた
--------
お知らせ。twitterをミヤナで始めました！お願いします！
+tasuku Birthday 2017→←+fifty-six
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 188人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミヤナ(プロフ) - ちょこけーきさん» ありがとうございます！よかった……ゆっくり付き合ってくれると嬉しいです、 (2019年10月10日 1時) (
レス) id: 7d8442c23e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこけーき(プロフ) - プリスト覚えてます！続き楽しみです！ (2019年10月9日 0時) (レス) id: 2c59af6b14 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - ありさん» ありがとうございます！スローペースですが見守っていただいて本当にありがたいです。気ままに覗いてくれると嬉しいです！ (2018年11月29日 16時) (レス) id: a4048d58e0 (このIDを非表示/違反報告)
あり - 更新ありがとうございます！毎回続き楽しみにしてます！今後も無理なく続けていってくださると嬉しいです♪ (2018年11月23日 12時) (レス) id: ca66dee68c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - K&Tさん» ありがとうございます！よかったです。匡君のいいところがあんまりなかったので投下してみました。笑 (2017年7月2日 18時) (レス) id: aa710708db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミヤナ | 作成日時：2017年2月2日 16時
