+five ページ7
真新しい西星のジャージに身を包んだ私は髪を一本にまとめて匡君の元に駆け寄った
「ごめんね!ちょっと遅かった」
「うちも今来たとこさかい、気にしんとき」
匡君も西星のストライド部のジャージに着替えている
「スト部のジャージかっこいいよねー」
匡君のジャージ姿に惚れ惚れするのを隠すように自分のジャージの裾をいじった
「そうどすな、だてにスポンサーが何社もついてる訳ではあらへんし」
赤と黒のジャージ、すごく似合ってると思うんだけどな
二人で並んで靴紐を結ぶ
立ち上がった匡君に追いかけるようについていき
心地よいリズムで走り出した
匡君と並んで走る
匡君が隣に居る
一定の呼吸の音が聞こえてきて
胸が高鳴った
嬉しい
こんなに近くにいれるのも
こんなに一緒に居られるのも
すごく久しぶりで
匡君が私のために時間を割いてくれたのかな?
そう思うと、走っているにもかかわらず笑みがこぼれた
あいにく、呼吸の音に混ざって匡君にはばれなかったようで
トントンという足踏みの音と二人の呼吸の音が温かい風に吹かれて消えていった
136人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
色無夢飛(プロフ) - ミヤナさん» はい!応援してますね! (2017年1月17日 7時) (レス) id: ba00c9f584 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - 色無夢飛さん» 更新できてなくて申し訳ないです。泣。コメント嬉しいです!頑張ります!! (2017年1月17日 0時) (レス) id: 261374b970 (このIDを非表示/違反報告)
色無夢飛(プロフ) - ミヤナさん!応援してます)^o^ (2017年1月16日 16時) (レス) id: ba00c9f584 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - リン先輩さん» 死なないで下さい!!えっと、リン先輩さんが生きていられる様に頑張ります! (2016年4月16日 14時) (レス) id: a116cc9fd6 (このIDを非表示/違反報告)
リン先輩 - ああああああ!!匡まじ天使過ぎますよね!俺のこと、殺しにかかってますよね!?なんですかあの可愛さは!!あー、ミヤナさんの作品読んでたら死にそうですよ、どうしてくれるんですか( ˙-˙ ) (2016年4月13日 8時) (レス) id: c6e81934e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミヤナ | 作成日時:2016年2月22日 17時