検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:75,332 hit

+fourteen ページ16

「僕、嬉しいよ。君がそんな風に思ってくれてるなんて」





"俺は、嬉しいわ。お前がそない思うてくれてるなんてな"





匡君がその言葉とともに笑いかけてくれる





私を見てくれてる





そう思うと、心の底から笑顔があふれる





「うん。私も嬉しい

君がそんな風に喜んでくれると思ってなかったから」






いつも通り、匡君と話す時は自然と笑顔になる





いつも通り、一つ一つの会話に幸せを覚える






「な、Aさん・・・!

っ・・・良く、なりましたよ」






あっ、そうだ、演技の練習中だった事を忘れてた・・・





「楓君!そ、そう?」





演技だという事を忘れてしまうくらいいつも通りだった





匡君を重ねて見ていた事に、恥ずかしくて熱くなるのが分かった





いつも通りすぎてこれでいいのか不安になる






「よかったです!さっきと、比べ物にならないくらい

今の感じでいきましょう!」






先ほどの微妙な笑みとは一変、笑顔を向けてくれている






それだけで安心できた






「よ、よかった〜

うん。ちょっと分かったかも」






私はいつも通りでいいんだね






匡君との会話だと思えばいい、それだけの事だ






ちょっと恥ずかしいけど・・・






「さあ!Aさん!どんどん進めていきますよ!

次は二場からいきます!」






「は、はい!」





楓君と、台本片手に声を張る






最近の授業のボイストレーニングで、声が出るようになってきた






元々、声が通る方ではあったけれど






トレーニングのおかげで、心なしか歌も歌いやすくなった気がする






楓君の圧倒される演技に引っ張られながら練習は続いた

+fifteen→←+thirteen



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

色無夢飛(プロフ) - ミヤナさん» はい!応援してますね! (2017年1月17日 7時) (レス) id: ba00c9f584 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - 色無夢飛さん» 更新できてなくて申し訳ないです。泣。コメント嬉しいです!頑張ります!! (2017年1月17日 0時) (レス) id: 261374b970 (このIDを非表示/違反報告)
色無夢飛(プロフ) - ミヤナさん!応援してます)^o^ (2017年1月16日 16時) (レス) id: ba00c9f584 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤナ(プロフ) - リン先輩さん» 死なないで下さい!!えっと、リン先輩さんが生きていられる様に頑張ります! (2016年4月16日 14時) (レス) id: a116cc9fd6 (このIDを非表示/違反報告)
リン先輩 - ああああああ!!匡まじ天使過ぎますよね!俺のこと、殺しにかかってますよね!?なんですかあの可愛さは!!あー、ミヤナさんの作品読んでたら死にそうですよ、どうしてくれるんですか( ˙-˙ ) (2016年4月13日 8時) (レス) id: c6e81934e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミヤナ | 作成日時:2016年2月22日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。