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「ジェノや、お前もまたいつもみたいにAの言う事適当に流して来たんだろ？Aがそれ嫌いなの知ってるじゃん。」
「あーわかったよ。ちょっと、行ってくる。」
「いってらっしゃい〜。」
ジェノが折れて解決するのもいつもの事。
「ジェノっていいお兄ちゃんしてるよな、こういう時思うわ。」
「結局妹優先だからね。」
･
「A。」
「お？」
「ジェノ、何、私借りたままのやつあったっけ。」
自分の教室でロンジュンと歌を歌いながらお絵描きをしていたら、ジェノが来た。
なんだなんだ一体。ちょっとしょんぼりしてるし。ここで昨日のお返しにきもいって言ってやろうかな。
……いや、今はやめとこうか。
ジェノが何を言うのか待っていれば、
「これあげる。」
と言う短い言葉と可愛いパステルカラーのパッケージの菓子が差し出された。
「なにこれ。」
「お菓子。」
「……仲直り？」
「うん。」
「おージェノや、俺は待っていたんだぞ。」
なんか面白くてニヤニヤしてしまう。
いけないいけない、ここで顔を緩ますとまたこっちがきもいと言われてしまう。
いや、ちゃんと私の好きなお菓子なのがまた笑ってしまう。
何も発しない私にジェノは続けて口を開く。
「…カンソヒョンが、来たって聞いた」
あぁ、そんな事を気にしていたのか。
確かにあそこであの先輩の登場は私の血圧を上昇させたけど、別にそれは運が悪かったっていうか、ジェノは悪くないし。
「お菓子貰えたからあんなおばさんの事なんて忘れたよ。ね、ロンちゃん。」
「俺が丸め込んだから大丈夫、まぁあの人俺のファンになっちゃったかもしれないけど。」
「ふふ、いいよ。」
やっと三日月目を見せてくれたジェノに一緒にお菓子を食べようと誘って仲直りをする。
自称今回1番活躍したロンジュンにもおすそ分けをしてあげた。
まぁ7割は私の腹の中ですけどね。
･
「イヘチャン…！！お前俺の一番楽しみにしてたお菓子とっただろ！」
「は、なんも持ってってねぇわ！いきなり大声だすな！！」
「パステルカラーのパッケージ！！可愛いやつ！ピンクの！Aが好きなやつ！！」
「知らねぇよ！！」
fin
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ここな - れいれいさん» カン・ソヒョンさん、という訳ですね！こちらこそ勝手に勘違いしてしまい、すみません (2021年11月23日 21時) (
レス) id: 56dcb60c9b (このIDを非表示/違反報告)
れいれい - ここなさん» 男性が年上の男性を呼ぶ時ヒョンを付けて呼ぶ文化のヒョンではなく、この物語で登場するカンソヒョンは人名です！カンが苗字でソヒョンが下の名前の架空の女性人物です。混乱させてしまったようで申し訳ないです。💦🙇♀️ (2021年11月19日 17時) (レス) @page7 id: 59c6fd725a (このIDを非表示/違反報告)
ここな - カンソさんはヒョンなのにおばさんなのですか？ヌナかと思いました。わたしの勘違いだったらすみません🙇 (2021年11月18日 21時) (レス) @page7 id: 56dcb60c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいれい | 作成日時：2021年11月14日 22時
