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「イA！！！」
「うっせーな誰だよ。」
「あ、地雷女。」
もうこのまま不貞寝をしてやろうと試みている所に、大声で呼ばれる自分の名前。
ロンジュンの言う地雷女って……
あぁ、3年のケバい奴か。
やたらジェノ君ジェノ君って盲目な人ね。
この人も私がジェノと双子だと知らないんだな。勘違いしてわざわざ私の教室に来てお呼び出しだ。
私達がいくら似てないからってこんなに私女の子の恨み買う事ある？
いや私が原因なのは知っている。噂や誤解を解こうとしないでほっておいたら色んな所に撒いてある油に火を付けてしまったらしい。
「またイAトラブルかよ。」
「いやー先輩相手とか流石としか言い様ねぇわ。」
「イAどこにいるのよ。」
「あっ、あそこです…。」
雑音みたいな周りの奴の声を聞き流していれば、どかどかと音を立てて近ずいてくる先輩。
ちなみに今も突っ伏し状態だ。
本当に顔を起こす気力がない。
「あんた。イA。先輩が呼んでるのに来ないのね。」
「……。」
「無視？聞こえないのぉ〜？」
「……。」
「ほんっとに気に食わないわねあんた。どうしてこんな奴がジェノ君の隣歩けてんだか。」
あや歩いたっていいだろ何言ってんだ。
「何よ、私とは話したくないって？ジェノ君とは随分親しそうに話すのに？」
「あぁもう、うっさいな。さっきからジェノ君ジェノ君って。誰があんな奴と親しいんだよ。今名前も聞きたくないんですけど。良かったら先輩貰ってくれませんかね本当に。これで貴方も私もべりーぐっと。」
「はぁ…。すみませんヌナ、今こいつジェノと兄妹喧嘩してて…普段はこんな態度悪くないしジェノの妹だから優しくていい子なんですよ。」
気づけば先輩は居なくなっていて、代わりに足を組んで座っているロンジュンとやっと顔を上げた私と目が合った。
「俺の笑顔とヌナ呼びがまた安くなったよ。」
「丸め込みながらも相手に恥ずかしさを植え付け、自分のビジュアルで最終的に全部カバーするスキル流石だよね。」
「あーゆー人達がAが妹って聞いて、あ、まずいって顔すんのを見るの何気に好き。」
「悪いなぁ。」
「ありがとうは？」
「ありがとうロンちゃん大好き。」
「ん。早く仲直りしろよ。」
「それは無理かな。」
「はぁ…。」
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ここな - れいれいさん» カン・ソヒョンさん、という訳ですね！こちらこそ勝手に勘違いしてしまい、すみません (2021年11月23日 21時) (
レス) id: 56dcb60c9b (このIDを非表示/違反報告)
れいれい - ここなさん» 男性が年上の男性を呼ぶ時ヒョンを付けて呼ぶ文化のヒョンではなく、この物語で登場するカンソヒョンは人名です！カンが苗字でソヒョンが下の名前の架空の女性人物です。混乱させてしまったようで申し訳ないです。💦🙇♀️ (2021年11月19日 17時) (レス) @page7 id: 59c6fd725a (このIDを非表示/違反報告)
ここな - カンソさんはヒョンなのにおばさんなのですか？ヌナかと思いました。わたしの勘違いだったらすみません🙇 (2021年11月18日 21時) (レス) @page7 id: 56dcb60c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいれい | 作成日時：2021年11月14日 22時
