双子です。 ページ1
･
「ねぇあんたさ、ジェノ君とどういう関係な訳？」
「はい？」
顔も見た事ない女の子に呼び出されて来てみれば、早速腕組みをしたその子が不機嫌そうに私にそう言った。
その子の周りにいる取り巻きの2人も、私をとてつもない目付きで睨んでくる。
ゆるく巻かれた髪に似合ってねぇー。
「なんか馴れ馴れしいんだよね。」
いやでもこのふわふわ感可愛いな。
「話してる時距離近いしさ、」
私も今度巻こうかな。
「この前なんてジャージ借りてたでしょ？」
いや、似合わないって馬鹿にされて終わりかー。
「ジェノ君が優しいからってさぁ、」
そう言えば髪傷んできたよな、美容室いかないと。
「ってちょっと、聞いてんの？」
「え？あぁ、ごめん。ジェノが優しいって所は覚えてる。」
一気に顔が怖くなったその子と取り巻き
あれれ、もっと怖い顔できたんだ。
「言っとくけどジェノ優しくないよ。ゲームばっかしてなんもしないし。」
「は、はぁ？」
「まじでさートイレにスマホ持ってくのやめて欲しいって言うかさー。」
「ちょ、ちょっと！」
「んえ、何？」
「いやあんたこそ何よ！ジェノ君が…はぁ？」
後ろの取り巻き達がコソコソとジェノ君って彼女居ないんじゃなかったの？とか話してる。
いや、居ないと思うけど。
「何、あんた、ジェノ君と付き合ってんの？」
「ごめんそれは普通にきもい。」
「じゃあ何よ。」
「……いや、双子…なんだけど、なぁ。」
謎にきまづい空気が私達の間を流れる。
「あ…。双子……。」
「うん。双子です。」
そ、そっか！ごめんね！と逃げるように走っていった彼女達。
「いやおい、私の昼休み返せよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 701人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここな - れいれいさん» カン・ソヒョンさん、という訳ですね！こちらこそ勝手に勘違いしてしまい、すみません (2021年11月23日 21時) (
レス) id: 56dcb60c9b (このIDを非表示/違反報告)
れいれい - ここなさん» 男性が年上の男性を呼ぶ時ヒョンを付けて呼ぶ文化のヒョンではなく、この物語で登場するカンソヒョンは人名です！カンが苗字でソヒョンが下の名前の架空の女性人物です。混乱させてしまったようで申し訳ないです。💦🙇♀️ (2021年11月19日 17時) (レス) @page7 id: 59c6fd725a (このIDを非表示/違反報告)
ここな - カンソさんはヒョンなのにおばさんなのですか？ヌナかと思いました。わたしの勘違いだったらすみません🙇 (2021年11月18日 21時) (レス) @page7 id: 56dcb60c9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れいれい | 作成日時：2021年11月14日 22時
