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｢お話があるんです｣そう言うて俺たちはAちゃんに呼び出された。
指定されたのは駅前のカフェで、ピークを過ぎているであろう店内はまだ人が居るほど人気店や。こんなに人がおるのに、オレのことが見えてるんはショッピだけやし、人間って弱い生き物やななんてぼーっと考えた。ショッピはコーヒーを啜って外の人並みを眺めてる。
微かな気配を感じて振り向くとAちゃんとゾムが遠くの方から小走りでこっちに来てるのがわかった。ショッピはそれに気付いて席を立つ。彼女は俺たちの元にたどり着いて息を整えると勢いよく言った。
｢私が呼んだのにおまたせしてすみません！｣
｢いやいや、全然ええですよ。ていうか全然約束の時間より前やし｣
ショッピがそう言うても申し訳なさそうな顔のままで、Aちゃんは何も悪くないのに相変わらずやなあ。
｢大丈夫やでオレらも今来たとこやし！そんなことより見て！このフラペチーノ激甘！｣
｢おい、お前が買ってくれって駄々こねたから買ったったのにそんなふうに言うんやな？｣
｢ちゃいますやん！コミュニケーションですやん！｣
即席ボケ、オレらの会話にクスクス笑った彼女に、俺たちは互いにこっそり目配せをして口角を上げた。Aちゃんこのノリすきやもんなあ？
ーーー
｢私はその幼馴染の中に居る男を祓いたいんです｣
こんこんと話したAちゃんの話は、最近活動的な悪霊とそれの原因について。過去とか前世とか霊力とか、そんなことある〜？って感じで。まあ人間からすると、オレらの存在自体超常現象の類になるんやろうけど。
彼女は前世でだいぶ強い能力者やったらしい、一人で強い悪霊を一網打尽に出来るほど。俺の知る限りそんな人間トントンだけやけど、多分トントンよりも強いんやろう。目の前でご機嫌にフラペチーノを飲む緑色も悪魔の中じゃ滅茶苦茶に強いし、タッグとしては最高峰。
そういや強いと言えば魔界じゃグルッペンって悪魔が最強って言われてたなー。
｢力を貸してくれますか、ショッピ先輩｣
｢勿論、俺で良ければ｣
オレの相棒は二つ返事で承諾してた。惚れた弱み？ショッピはAちゃんに甘いからな〜、惚れてんか知らんけど。まあショッピは年下にはみんなに甘いか。その甘さをオレにもちょーっと向けてくれたら嬉しいねんけどなあ。
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ねこ(プロフ) - 残念なうずらさん» うあー！コメントありがとうございます！嬉しくてにへにへしちゃいました…笑 私もイメソン大好きオタクなので共有出来て良かったです^^ この度は、最後までお付き合い頂きありがとうございました！またどこかで会えましたらよろしくお願い致します…♡ (5月7日 5時) (
レス) id: add6e87120 (このIDを非表示/違反報告)
残念なうずら(プロフ) - 完結おめでとうございます。手に汗握りながら最後まで見届けさせていただきました。当方、事あるごとにイメソンを探し漁るオタクなためあとがき非常に助かりました。また読み返しながら聞いてみようと思います。この度は素敵な作品をありがとうございました！ (5月7日 0時) (レス) @page45 id: fce40baecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2023年4月15日 23時
