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☆*°
｢オスマン｣
どれくらいそのままやったんかな。よく聞き慣れた声に反応は出来へんかった、聞こえてんのに。冷たい、冷たくて硬くて、血は、もう簡単に取れなさそうで。
｢……オスマン｣
腕を引っ張られて体制を崩した、相変わらず馬鹿力。でも今は助かる、体に力入らへんねん。彼女からグルッペンに視線を動かす。グルッペンは多分他の人から見たら無表情やけど、いつもの仏頂面じゃ無くて。こんなにも感情を剥き出しにしてるグルッペンは初めて見た。辛そうで苦しそうで、こんなにも悲しそうな。そんな顔を見たらぼたぼたと両目から涙がまた溢れてきて。
｢ごめんな、俺のせいで｣
｢お前のせいじゃない｣
嘘つき、優しい嘘ばっかり。
あの場で足でまといなん俺だけやん。グルッペンは本心で俺のせいじゃないって言うてくれてるんやと思うけど。でも、俺がもっと上手く戦えてたら、みんなを守れるような力やったら、身を削ってでも、Aちゃんに怒られながらでも力を使ってたら。そんなタラレバばっかり考えてるんよ。
止まらへん涙はそのままに下に顔を向けたら。もう冷たくなった愛しい人。至る所血だらけで、顔も口から血は流れてるし傷だらけで、綺麗な姿とは言えんし、彼女の手はこんなにも硬くて冷たいけど。
表情は酷く穏やかで、初めて会った頃に見た冷たい表情とは大違いやな。やっぱり、こっちの顔の方が似合ってる。こんな事ならもっと早く言うとけば良かった。今更ずっとずっと堰き止めた愛おしい気持ちが溢れて止まらへんくて、
｢おれ、Aちゃんの事な──｣
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ねこ(プロフ) - 残念なうずらさん» うあー！コメントありがとうございます！嬉しくてにへにへしちゃいました…笑 私もイメソン大好きオタクなので共有出来て良かったです^^ この度は、最後までお付き合い頂きありがとうございました！またどこかで会えましたらよろしくお願い致します…♡ (5月7日 5時) (
レス) id: add6e87120 (このIDを非表示/違反報告)
残念なうずら(プロフ) - 完結おめでとうございます。手に汗握りながら最後まで見届けさせていただきました。当方、事あるごとにイメソンを探し漁るオタクなためあとがき非常に助かりました。また読み返しながら聞いてみようと思います。この度は素敵な作品をありがとうございました！ (5月7日 0時) (レス) @page45 id: fce40baecb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2023年4月15日 23時
