文化祭準備 ページ9
それから一ヶ月ほどが経った。
近々文化祭があり、その準備で学校全体が忙しい。
休み時間になれば、どの学年の人たちも廊下を早足で歩いており、その光景は自らの心をも奮い立たせてくれる。
そして、忙しいのは生徒会も例外ではなかった。
というよりむしろ、私達生徒会が学校内で一番忙しいだろうと思う。
文化祭の運営も、昇降口に掲げる「文化祭」の看板も、各クラスや部活動等の出し物の点検に至るまで、すべて生徒会の仕事だ。
教師曰く「生徒の自主性を高めるため」だそうだが、それにしてもやりすぎなように感じるのは私だけではないはずである。
兎にも角にも、私達生徒会は大忙し。今日も集まりがあると、生徒会メンバーのグループラインに連絡が届いた。
〚了解〛
〚今日も頑張ろー〛
次々と返信が入ってくる。
私もすかさず文字を打った。
〚毎日お疲れ様です。よろしくお願いします！〛
「A〜！」
送信ボタンをタップしたところで、誰かが私の名前を呼んだ。
「玲奈！」
顔を上げた私は満面の笑みになる。
私を呼んだのは
一部の生徒からは不良っぽいと避けられているけれど、私は玲奈のサバサバした喋り方に好感を持っている。
「お疲れA。あ、それ、生徒会のライン？」
「うん。今日も集まりあるってさ」
「うわーマジ！？ほんと忙しそうだね。てかセンコーも大概じゃない？なんでもかんでも生徒会に任せんなってカンジ」
「まあまあ。大変ではあるけど結構やり甲斐あるし楽しいよ」
「だったらいいけどさー・・・Aは抱え込むクセあるし、なんかあったら相談しなよ」
「うん、ありがとう」
(失礼だが)喋り方によらず優しいところがあるのだ。
こういうところは本当に好感が持てるのに、どうして他のクラスメートは玲奈のことをよく知ろうとしないのだろう？
「ところで玲奈、何か用があって声かけたんじゃないの？」
「あ、そーそー！アタシらのグループの出し物確認してくれない？ほら、あの写真とか掲示するやつ。アタシらって俗に言う”フリョー”じゃん？だから普通の人とかよくわかんなくて」
「いいよ！なかなかクオリティ高そうだし、私も楽しみ」
「ありがとー超感謝！」
玲奈は可愛い笑顔で笑った。
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夕和(プロフ) - sogu508さん» ちょっとそのコメントやめてｗｗｗめっちゃ笑ったｗｗｗｗｗ (2022年11月29日 20時) (
レス) id: 40c359dc38 (このIDを非表示/違反報告)
sogu508(プロフ) - どうも狐弾先輩です。読者の皆さん俺の彼女がお世話になっています。不思議な気持ちですが毎回楽しみです。 (2022年11月29日 20時) (レス) @page15 id: 4549537148 (このIDを非表示/違反報告)
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