後輩女子 ページ8
狐弾先輩が見えなくなっても、私はしばらくその場から動けないでいた。
脳裏で何度も手を降る先輩の姿が再生される。
どうして狐弾先輩は、私なんかに手を振ってくれたのだろうか？
私は後輩。しかも女子なのだ。
仲のいい同級生ならば性別は関係なく手を振るかもしれない。
それに、同性の先輩後輩同士で手を振り合うのなら見たことはあるし、私もしょっちゅうやっている。
でも、付き合っているわけでもないのに手を振る先輩後輩関係の男女を見るのはこれが初めてだ。
(私、手を振り返して正解だったのかな？)
今更ながらにそう思った。
何故こんなにも先輩は私のことを気にかけてくれるのかさっぱり分からない。
ありがたいことではあるが、その理由が不明だとどことなくもやもやしてしまうのが私の性分だ。
「でもいきなり聞くのもなぁ・・・」
誰にも聞かれないように小さく呟いてみた。
「なんで手を振ってくれたんですか」なんて、聞き方によっては嫌がっていると捉えられてしまう可能性だってあるのだ。
私のつぶやきは、さっきよりも暗くなった空に吸い込まれていく。
ともかく、時間も時間だ。早く帰ろう。
自分に言い聞かせるように脳内で口にした私は、再び進み始めた。
あんなことは狐弾先輩にとっては大したことでもなんでもない、ごく普通のことなんだ。
そう無理にでも思い込もうとした。
だって、彼はモテるんだから。
【短文すみません！】
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夕和(プロフ) - sogu508さん» ちょっとそのコメントやめてｗｗｗめっちゃ笑ったｗｗｗｗｗ (2022年11月29日 20時) (
レス) id: 40c359dc38 (このIDを非表示/違反報告)
sogu508(プロフ) - どうも狐弾先輩です。読者の皆さん俺の彼女がお世話になっています。不思議な気持ちですが毎回楽しみです。 (2022年11月29日 20時) (レス) @page15 id: 4549537148 (このIDを非表示/違反報告)
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