おすすめの甘味 ページ22
私達は街へと繰り出した。
いつもの街ではあるが、隣に善逸くんがいることでかなり違って見える。
善逸「ど、どこ行く?」
善逸くんは相当緊張しているようで、たった一言喋るだけなのにどもっている。
女慣れしてないのかな?【※逆です。】
A『んー・・・私おすすめの甘味処があるんだ!そこに行かない?』
善逸「甘味処?」
A『うん。もしかして善逸くん、甘味苦手?だったら定食屋さんとかでもいいけど・・・』
善逸「ううん、そんなことないよ!俺甘味大好きだから!」
A『そう?良かった!』
嬉しくて私は満面の笑みになった。
善逸くんが何故か顔を背けたのは、気づかなかったことにしよう。。
私のお気に入りである甘味処は、かなり京極屋の近くにあったためすぐに到着できた。
A『こんにちはー』
声をかけると、よく知った声が店の奥から聞こえてきた。
「いらっしゃい!いっつもおおきに、Aちゃん!」
そう朗らかな大阪弁で現れたのは、この甘味処、
A『いえいえ!ここの甘味大好きだもん』
橙子「ちょっとやめてぇやー照れるやん!まあうちの店、餡にはこだわっとるからね」
A『そうだよね!餡、ほんとに美味しいよ』
橙子「またまたぁ!・・・そういえば、後ろのその子はどちらさん?新しい顔やね」
A『あー、、えっとね、ちょっと事情があって。新しい顔なのは確かなんだけどさ・・・まあ友達ってことにしておくよ』
橙子「分かった!遊女も色々大変やしね」
A『ごめんね、秘密作る形になっちゃって』
橙子「ええって!Aちゃんが変なこと考える子やないゆうのは、私よう知っとるし」
A『ありがとう!じゃあ、いつものを二人分お願いするね』
橙子「まいどありー!」
橙子が去ってから私達は、いつも私が座っている場所に腰掛けた。
ここは殆どの人が知らない穴場だ。だから、誰にも言えないようなことも話すことができる。
そう、例えば”善逸くん”についてとか。
善逸「良かったの?俺のこと言っちゃって」
A『うん、大丈夫。橙子ちゃんは信頼できるから』
善逸「・・・いい友達なんだね」
A『うん』
橙子ちゃんが信用できること、ちゃんと善逸くんにも伝わっているといいな。
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夕和(プロフ) - 語彙力無のネコさん» コメントありがとうございます!堕姫ちゃん可愛すぎるから、本編よりもっと好印象にしちゃいましたw (2022年10月8日 21時) (レス) id: 5def6d75b1 (このIDを非表示/違反報告)
語彙力無のネコ - 最高(*`ω´)b最高最高最高!夢主ちゃんも堕姫ちゃんも可愛すぎぃッッッ!!!♡ (2022年10月8日 21時) (レス) @page19 id: e04f466ec6 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖 - 青白の狼さん» それいいですね! (2021年11月23日 23時) (レス) @page48 id: 63ca64d519 (このIDを非表示/違反報告)
璃亜那(プロフ) - 青白の狼さん» 今の予定だと話が入らないので、続編で入れますね!素晴らしい案ありがとうございます! (2021年11月16日 13時) (レス) id: 0456b1597f (このIDを非表示/違反報告)
青白の狼(プロフ) - 蕨姫パイセン・・・ただ倒すだけでなく、転生後の友情物語もあったらいいなー。 (2021年11月16日 13時) (レス) @page35 id: eebaad3e1e (このIDを非表示/違反報告)
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