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相棒 ページ21

鬼狩りが千花の方へ切り込む。


先程の攻撃や動き方を見て、私よりも千花の方が弱いと踏んだのだろうか。


その推測が間違っているわけではない。


しかし、


A『舐められちゃ困るね』


千花だって、弱くはない。


攻撃を軽々と避け、上に飛び上がった千花はその鬼狩りを挟むようにして着地した。


案の定舐めていたのだろう。鬼狩りが一瞬驚いたような表情になった。


A『その子だってちゃんと力はある』


「・・・」


さっきまで饒舌だったのにも関わらず、黙り込む鬼狩り。


実は、鍛錬をしたのは今回が初めてではない。


まだお互いうまく戦えないときには、二人でよく鍛錬をした。


運動神経に恵まれていた私は体術などを教え、千花はよく戦闘時の作戦を考えてくれていた。


千花は、ありがたいことになかなか頭が切れる。


お互い違うことに特化しているわけだから、私にとって千花は最高の相棒に違いなかった。


【水の呼吸 壱の型 水面斬り】


鬼狩りが再び攻撃を繰り出した。


水の呼吸の中で一番基礎的なのであろうその技は、単純ではあるが切れ味が鋭い。


仰け反って避けつつ空いた胴を蹴ると、技を出した直後でうまく避けられなかったのだろう、脇腹に強く私の足が当たった。


呻く鬼狩り。


彼の背後に千花が迫っていた。


体制を崩しながらも必死に避けようとする鬼狩りに向かって、千花が長く伸びた爪を持つ手を突き出す。


脇腹の痛みに顔をしかめながら、鬼狩りはなんとかその攻撃を避けた。その勢いで、伸ばされた千花の腕を刀で切断した。


しかし、私は知っている。


この攻撃は。見せかけにすぎないことを。


千花のもう片方の手が、私が先程蹴った部分を突いた。


真っ赤に血飛沫が舞う。


声にならない声を上げつつ、鬼狩りが私達から距離を取った。


服、血で汚れちゃったな。


濃い血の匂いを感じながら、私は千花の怪我の具合を確認する。


すぐにめきめきと音を立てながら腕が元のように生えてきた。


斬られた後すぐに出血を止め、血が減るのをできるだけ抑えたのだろう。


いくら失った身体の一部分が復活すると言っても、多少なりとも体力は使う。


それは血を体内で生成するときも同じだ。


その分の体力を消費しないよう血を止めるのを優先した千花は、やはり利発だと思う。


千花の怪我が大事ないことを見て取ってから、私は鬼狩りに向き直った。

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緋月 - たまきさん» うまかった!(^^) (2023年2月21日 13時) (レス) id: eec4e6d19c (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 緋月さん» あねwwならよかった (2023年2月21日 12時) (レス) id: 10bfc6b38c (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - たまきさん» まぁ、2つ食べれたからよかったんだけどねw (2023年2月21日 8時) (レス) id: eec4e6d19c (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 緋月さん» 忘れるな!?当日に忘れるな!!w (2023年2月21日 7時) (レス) id: 10bfc6b38c (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - たまきさん» ありがとう!🐜ケーキは今朝食べた。昨日は忘れてたらしい (2023年2月20日 15時) (レス) id: eec4e6d19c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまき | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年12月31日 18時

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