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夕食は、いわゆる「ガッツリ系」だった。目の前に巨大なハンバーグが鎮座している。
鈴凪さんハンバーグ焼くのうますぎて怖い。
野菜関係も結構充実しているので、ハンバーグで胃がもたれるなんてこともなさそうだ。
天舞は目の前に料理が置かれた途端飛びついて食べ始めた。相当美味しいのか一言も喋らない。
こいつが黙るのは、どうやら食事のときくらいらしかった。
かなりの速度で食べ進めているくせに、案外食べるのは綺麗なのが癪に障るが、まあよしとしよう。
一方湊都君は、天舞ほどの勢いはないのに同じく無言で食べていた。
皆集まるのなんて食事のときくらいしかなさそうなのだから、もう少し喋ってもらいたい。
…いや、やっぱいい。
よく喋る湊都君なんて、なんか逆に怖いよ。
見られないように苦笑してから、私はハンバーグを一口食べた。
…なにこれ？
めっちゃおいしい…！！
こう言うのは嫌だけど、天舞が無言で食べる理由が分かってしまった。
やっぱり鈴凪さんは尊敬に値する。
そのまま食べていると、どういうわけか不思議な感覚に襲われた。
よく考えてみれば、私がここに来たのは今日のことだ。
しかも、ここに来て最初に食べたのが夕食なのだから、恐らく私が目覚めたのは午後２〜３時くらいのこと(この世界に時刻という概念があればの話だが)。
その短い間に、ごく普通の学生だった私はゲームの世界に来て、敵を倒す手助けをしてほしいと説得され、承諾して、訓練して、雑魚キャラ一体を倒したのだ。
…こうやって並べてみたら分かったんだけど、結構すごいことしたんだな私。
何かに感謝するとしたら、もう一度生きるチャンスをくれたこと、かな。
元の世界の私は平々凡々な生活を送っていた。
別に不満なんてなかったし、その平々凡々なことはありがたいことなんだって理解もしてた。
でも…ひょっとしたら、なにか不満だったのかも。
充実しすぎて色々大変なことになってる今日を振り返ると、そう思わずにはいられない。
元の世界では、高望みのしすぎは自分の身の破滅を導きそうなものだけど…
そうは言ってもここはゲームの世界だ。
ここもある意味一種の現実なんだろけど…ゲームなのに代わりはない。
だからせめて、ここにいる間は精一杯楽しんでもいいかもね。
「あれ？なんか感傷に浸ってる感じ？」
「うるさい」
天舞の言葉が私の思考を遮った。
やっぱり腹は立つけど、これはこれで悪くないか。
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たまき - やほ。本人です。ネットワーク障害でpc使えなくなったので今日は来れないごめん。これはおじいちゃんのスマホw (2023年1月29日 8時) (
レス) id: 552d662989 (このIDを非表示/違反報告)
キル坊(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！こちらの作品でコラボさせていただいているキル坊と申します！お褒めの言葉とても嬉しいです、更新頑張れます！ありがとうございます！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: a4a1b981d8 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 凛々さん» コメントありがとうございます！私のアイコンはpicrewの「少年少女好き？」様で作らせていただきました。 (2023年1月27日 18時) (レス) id: ad7268cde5 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 更新頑張ってください、あと、気になったのですが、たまきさんのプロフィールの画像ってどこで作られたものですか？ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - この作品大好きです！ (2023年1月27日 18時) (レス) id: 1b4f4241a2 (このIDを非表示/違反報告)
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