事の顛末 ページ8
詳細を聞くとこうだ。
蝶屋敷前で鋼鐵塚さんは、担当している隊士の姿が見えた途端あの包丁を持って追いかけ回し始めたらしい。
抵抗もせず逃げ回る少年を追いかけ回す三十七歳の男・・・鋼鐵塚さんでなければ絵面が想像できない。
しかし、ここまでならばまだ予想の範囲内である。
問題はここからだ。
鉄穴森さんがうまく鋼鐵塚さんをなだめてくれ、なんとかその場は落ち着いた。
とはいえ、鋼鐵塚さんは不貞腐れたままで、隊士を殴り続けたり、彼の頬を抓ったり突いたりと落ち着きがなかったらしい。
三十七のひょっとこの面をつけた男が不貞腐れては十代の少年を攻撃している様は、なんというか・・・不可解だ。
さて、鉄穴森さんが今回担当した隊士は、どうやら二刀流らしい。
二刀流の隊士の刀を打つのは初めてだということで、刀を渡すとき彼は珍しく緊張していたそうだ。
しかし、刀を受け取った隊士は、予想もしなかった行動をとった。
鉄穴森さんから先程聞いたのでまあ私には予想がついたのだが、石で刀を叩き始めたのだという。
これには、鉄穴森さんも激怒した。
普段は温厚で落ち着いた男だが、そんな彼でも自身が丹精込めて作った刀に傷をつけられれば激昂する。
うっかり、その隊士に掴みかかろうとしてしまったようだ。
しかし、鉄穴森さんが怒ったことに気がついたその隊士は、それでも刀を叩き続けたらしい。
いくら刀を丈夫に作っても、石で何度も叩かれればいつかは破損してしまう。
結果、美しかった刀の刃はぼろぼろに刃こぼれし、鉄穴森さんはなりふり構わず”ぶっ殺してやる”などと怒鳴り散らしてしまったとのことだ。
鉄穴森「お恥ずかしい限りです・・・」
話しながらだんだん冷静になったのだろう、鉄穴さんが申し訳無さそうに言った。
鉄穴森「私が鋼鐵塚さんを止めるはずが、鋼鐵塚さんが担当する隊士の方に止められてしまって・・・本当に彼には申し訳ないです」
柔和な口調が戻ってよかったと安心しつつ、私は声をかける。
A『大丈夫ですよ。暴言はよくなかったですが、誰でも怒りますよそんなことがあれば』
鉄穴森「でも・・・」
A『それに今、鉄穴森さんはこうして反省しているじゃありませんか。反省するどころか例の隊士を呪ってる鋼鐵塚さんにも見習ってほしいです』
同じ情熱を持った刀鍛冶の二人。
それなのに、こんなに性格が違うのは一体何故なのだろうか・・・。
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たまき(プロフ) - 緋月さん» おおお！私がそっちのこみゅいくわ (2023年2月22日 9時) (
レス) id: 10bfc6b38c (このIDを非表示/違反報告)
緋月(プロフ) - たまきさん» ログインしたで。こみゅってどうやるの？ (2023年2月22日 7時) (レス) id: eec4e6d19c (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - ｗｗありがとｗここから飛んでみたら詳しく書いてある！▷▷ https://uranai.nosv.org/u.php/hp/aisu0821/ (2023年2月21日 15時) (レス) id: 10bfc6b38c (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - たまきさん» うへへぇーん（泣）たまきが優しいー。ログインってどうやるの？ (2023年2月21日 14時) (レス) id: eec4e6d19c (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 緋月さん» ｗｗ大丈夫だよｗｗひづきがログインしたらこみゅとかで話せるんだけどねえ・・・ (2023年2月21日 13時) (レス) id: 10bfc6b38c (このIDを非表示/違反報告)
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