検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:31,105 hit

いざ京都へ ページ6

あれから、薫さんはずっと寝ながら泣いていた。

……そんなことしてても、意味ないのに。
第一、薫さんは剣心にさようなら、を言われた
ただ一人の人間なのに。
私なんて、さよならさえ言われなかった。
…まるで、あの時を思い出しているようで気持ち悪くなってくる。

……私の初恋の人の話だ。

あの人も、いつもニコニコしながら、私と仲良くしてたのに、さよならさえ言われず、何処かへ行ってしまったきりだ。

左ノ助「俺、出発するぞ!じゃあ、京都で会おうな。」

恵「薬持っていってね。私は、医者だから京都には行けないけど。
……あと、弥彦。これ、剣さんに渡しといてくれる?」

弥彦「いいぜ、恵。けど、これは薫が持っていかなきゃ意味ねーんだぞ?」

薫「私は、行かないって言ってるでしょ。
……剣、心…。」

恵「はあ。いつまで落ち込んでるの?本当にバカね、あなた。剣さんにさよなら言われたのはあなただけなんだから、あなたがいかなきゃ意味ないでしょ。」

薫「……恵さんには、いや、私以外には……。
好きな人に面と向かってさよなら言われる気持ちなんて分かんないでしょ?!」

パチンッ

薫「な、なにするの……。」

恵「……。あんた、本当にダメね。さよなら言われた人の気持ちは分からない?バカね。
あなただって、好きな人に、さよならさえ言われなかった人の気持ちは分からないわよ?!」

薫「ハッ恵さん……。」

恵さん、良いこと言うなぁ。……そうだよね。
好きな人に、さよなら言われないより、言われた方がいいに決まってる。

薫「……私、京都に行く!!絶対、剣心と再会して見せる!」

A「私も、行きます。」

弥彦「もちろん、一緒に行くよな?」

A「ごめん、私は一人で行く今までお世話になりました。」

そうだ、これを機に、ここから出ていけばいいんだ。

薫「何いってるのよ?一人で行くのはいいけど、ここはもうあなたの家よ?だから、ちゃんと剣心連れ戻したら一緒に帰ってくるのよ!」

A「……薫さん…!ありがとうございます。」

そして、私たちの長い旅は始まった。

追い剥ぎ娘→←別れの時



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はるか(プロフ) - 飛鳥さん» ありがとうございます!頑張っていきたいと思います。 (2014年10月2日 18時) (レス) id: 85c5d33bca (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 更新頑張ってください!!楽しみに待ってます (2014年10月2日 17時) (レス) id: 24a1f08e22 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます!宗次郎は、もうそろそろ出てくるはずです! (2014年10月1日 7時) (レス) id: 85c5d33bca (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 宗次郎が大好きなのですごく嬉しいです(^^♪はるかさん!これからも更新頑張ってください!楽しみにしています☆早く宗次郎出てこないかな(≧▽≦) (2014年9月30日 22時) (レス) id: 2d90792aa3 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 亀梨みゅうたろうさん» ありがとうございます!はい、頑張ります! (2014年9月25日 7時) (レス) id: 85c5d33bca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はるか | 作成日時:2014年9月23日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。