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人造少年が17人 ページ18
及川さんの妖艶な笑みに負け、私はあの写真を見せる。
［この方をご存じですか？］
「ふぅん」
目を細めた彼の表情はうかがえない。
［なぜ私は造られたのでしょうか。］
「A君を設計したのは俺だけど、部品組み立ては伊達工の人達に任せっきりで」
「あ、生々しい話だね。ごめん。」と言う及川さんに首を横にふる。
「でも、」
ストローでアイスコーヒーをかき混ぜる及川さんのその姿はそれだけで様になっていて、先程から女性の視線が痛い。
「A君のデザインはほぼ国見ちゃんが手にかけてて俺はアドバイスしたくらいなんだよね〜」
「この意味が分かる？」
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作者名：辛し明太子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/200070252/
作成日時：2016年1月12日 23時
