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人造少年が15人 ページ16
バタバタと騒がしい研究所。
「国見．．．！」
そんな中、国見はいつもは大人しい赤葦のあらげた声で目覚めた。
「六深が、」
ー国見サイドー
「六深が、交通事故で」
赤葦さんの報告を聞いて俺のぼやけていた視界はすっきり冴えている。
駆け込んだ市立病院で黒尾さんを見つける。
「黒尾さん、六深は．．．！！」
俺らしくない大声をあげてしまったことなんてどうでもいい
気にせず黒尾さんに詰め寄る。
しかし、黒尾さんは何も言わず目を逸らした。
「ッ！！」
そんな。嘘だろ、
昨日まで、いや、今日の朝までピンピンしていたヤツが、
後から来た赤葦さんと孤爪さんに支えられて、
通された部屋のプレートには
「慰霊室」と簡素に書かれていた。
「最期まで笑うんだ」
安らかに笑んでいる彼女にそう言葉を落とす。
「A．．．」
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作者名：辛し明太子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/200070252/
作成日時：2016年1月12日 23時
