44冊目 奈緒さんより（独） ページ44
頑張ってくださいね。
兄の菊は、そういって私を送りだした。
外交のため、私を外国に送った兄が。
私の役目は、ドイツへ嫁ぎ、
日本との交易を紡ぎやすくするよう、
働きかけること。
仕事だから、仕方ないのだけれど…。
困った事に、
私はドイツ語が全く分からない。
目の前にいるこの男の人は、
さっきから何か話てくれてるけれど、
私には何を話しているのか、
全く分からない。
「……――――？」
なにか質問されたのはわかる。
が、何を聞かれたのか分からない。
私はただ、首を振っただけだった。
兄から聞いた話によれば、
この人の名前はルートさん。
もしかしてルートさんは、
私がドイツ語を話すことが出来ないのを
知らないのかな。
それでも、私に、ドイツ語が話せないことを
伝える手段はなくて。
「見た目も、怖いし…」
ぼそりと呟いたその言葉を
ルートさんは聞き逃さなかったようで。
なにか寂しそうな顔で
一言呟くと私を置いて部屋に閉じこもってしまった。
さっきはなんと言ったんだろうか。
ルートさんはこの結婚に反対だったのだろうか。
気が乗らなかったのはルートさんの方ではないのか。
この結婚は幸せな物ではなかったのか。
そう考えれば、ただ、虚しさは募る一方で。
布団にもぐれば、
長旅のせいか、眠たくなってきた。
・・・
「喜んでいたのは俺だけだったのか…」
ドイツに来てから一口も口を聞こうとしない
Aに、少しがっかりした。
様子を見に行こうと、
Aに貸した部屋を見に行くと、
ベッドで眠っていた。
「果たして幸せに出来るかどうか…」
(笑顔の日々まであと３日)
―――
奈緒さんより
切甘+ハッピーエンド…
ムズイｗｗｗｗ
こんな感じに納まったけどよかったのだろうかｗ
45冊目 小狼さんより（英）→←43冊目 あっちゅん@ドーヴァー領さんより（海）
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幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» 珍しいか？(笑)マジかwwwいいぜ!裏切ってみろよ(笑) (2015年10月29日 0時) (携帯から) (
レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
カレハ(プロフ) - 幸せすギルあっちゅんさん» あっちゅんから方言が出た！！珍しぃ...。まぁ、今書いてる方の小説でも裏切らせてもらう！！ (2015年10月28日 23時) (レス) id: 3f03be5c9e (このIDを非表示/違反報告)
幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» よぅわからんばい(笑) (2015年10月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
カレハ(プロフ) - 幸せすギルあっちゅんさん» なんか楽しいじゃん！この…裏切られた感がたまらねぇ…！！ (2015年10月28日 23時) (レス) id: 3f03be5c9e (このIDを非表示/違反報告)
幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» ドSかよwwwww (2015年10月28日 18時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレハ | 作成日時：2015年7月25日 23時
