42冊目 カオリさんより（南伊） ページ42
これまでの私の生活は、
学校が終われば、寄り道することなく、
真っ直ぐに家に帰宅する、味気ない物だった。
寄り道するといえば、
たまに本屋に寄るくらいで…。
「A、カレシが待ってるよ」
友達にそう言われて、視線を、
教室のドアに移せば、
ロマーノが立っていた。
ロマーノとは、この間告白されて、
付き合うことになった。
初カレとか言うやつ。
「帰るぞ、A」
「うん」
鞄を持って、ロマーノの隣に駆け寄った。
「今日、今から時間あるか？」
真っ直ぐ、前を向いたまま、
ロマーノは私に聞いた。
「私は大丈夫だけど…、どこかに寄るの？」
「デート」
学校を出れば、
ロマーノが行きたい所を聞いてきた。
私がなんでもいいよ、と答えると、
ロマーノは私の手を握った。
驚いて私がピクッと動くと、
悪い…、と手を放した。
「ご、ごめん、嫌ってわけじゃない」
ロマーノは再び私より大きなその手で
もう一度手を握った。
恥ずかしくて、ドキドキしたけど、
何だか幸せだった。
ふと、目線を上げれば、可愛い靴が目に入った。
一瞬買おうか悩んだけど、
今持ってるお金じゃ足りないし、止めた。
「…欲しいのか？」
「いや、可愛いなって思っただけで…」
「買ってやるよ」
「いいよ、高いし」
遠慮したけど、ロマーノは聞かずに店に入っていった。
少しでもお金を出そうと財布を取りだせば、
ロマーノに止められた。
「悪いよ、�發い里法帖�
「じゃぁ、今度、それ履いてデートしたら
許してやる」
得意げに笑って頭を撫でられれば、
何も言えなくなった。
「可愛いやつ…」
―――
カオリさんより
ロマがロマじゃない…、気がするｗｗｗ
作者は靴より本が欲しいです…！！
43冊目 あっちゅん@ドーヴァー領さんより（海）→←41冊目 藍さんより（米）
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幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» 珍しいか？(笑)マジかwwwいいぜ!裏切ってみろよ(笑) (2015年10月29日 0時) (携帯から) (
レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
カレハ(プロフ) - 幸せすギルあっちゅんさん» あっちゅんから方言が出た！！珍しぃ...。まぁ、今書いてる方の小説でも裏切らせてもらう！！ (2015年10月28日 23時) (レス) id: 3f03be5c9e (このIDを非表示/違反報告)
幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» よぅわからんばい(笑) (2015年10月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
カレハ(プロフ) - 幸せすギルあっちゅんさん» なんか楽しいじゃん！この…裏切られた感がたまらねぇ…！！ (2015年10月28日 23時) (レス) id: 3f03be5c9e (このIDを非表示/違反報告)
幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» ドSかよwwwww (2015年10月28日 18時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレハ | 作成日時：2015年7月25日 23時
