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20冊目 サシャさんより(西) ページ20

日本に来て、雪という物を見ていた。
綺麗で、菊の家に向かいながら空を見上げていた。
が、そのせいで迷子になってしまった。


「あかんわ〜…、
こんなことになるなら
菊に迎えにきてもらった方が…」


「誰か…いるんですか?」


近くで聞こえたか細い女の声。
周りを見渡しても、俺一人だけ。
どこから声をかけてるんだろうか?


辺りをきょろきょろと見渡すと、
目の前に、いきなり女の人が現れた。
足首を抑えて、痛そうにしている。


「えと…お名前は…」


「俺?俺はアントーニョ。
どしたん?足首おさえて」


「え…と、挫いちゃって」


「ほな、親分が行きたいとこまでおぶったる。
どこいきたいん?」


「…そこの、御屋敷まで…」


「よっし!」


冷たい体の人だ、
そう思ったのだが、この雪の中一人でいたんだ、
こんなに冷えるのは当たり前だろう。
と、心配したのだが…。
彼女から聞かされたのはとんでもない事実。


「温かいですね、溶けちゃいそうです」


「溶ける?」


「私、雪女ですから」


「…?」


「ええと、つまり、妖怪…。
異人さんの国で言う、悪魔…的な存在ですかね、
名前はAといいます」


「そうなん?でもAはええ奴やろ?」


なんとなく、思った事を口にすれば、
頬を抑えて「恥ずかしい…」と笑っただけだった。


「ね、アントーニョさん、口吸いしましょうよ」


「口…なに?」


「いわゆるキスです!」


「えぇ?でも、そんなんしたら溶けるんとちゃう?」


「溶けてもいいです。
アントーニョさんに溶かされるのなら、それでも…」


「でも、そう言うのはまだ早い…」


見た目からしてまだ少女と呼べる年齢だと思う。
そんな子に手出ししても…。


「失礼なこと考えてません?
少なくとも、アントーニョさんが考えてる年齢より、
5つくらい上ですよ」


「今さっき会ったばっかりやん…?」


救いを求めるように目を泳がせながら、
なんとか言い訳を考える。


「時間なんて関係ないです、愛があれば十分なんです」


妖艶に笑うAに、
返す言葉が見つからなくて、俺は思わず、


「菊ーー!どうにかしてやぁあぁあっ!」


心のそこから叫んでいた。
―――
サシャさんより
私ってギャグ書くのヘタだな…。
とか、改めて自覚した。
まぁ、ギャグだけじゃなくて
全てにおいて下手だがwwww

21冊目 小狼さんより(英VS仏)→←19冊目 藍さんより(西VS英)



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設定タグ:カレハ , ヘタリア , オーダーメイド   
作品ジャンル:アニメ
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幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» 珍しいか?(笑)マジかwwwいいぜ!裏切ってみろよ(笑) (2015年10月29日 0時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
カレハ(プロフ) - 幸せすギルあっちゅんさん» あっちゅんから方言が出た!!珍しぃ...。まぁ、今書いてる方の小説でも裏切らせてもらう!! (2015年10月28日 23時) (レス) id: 3f03be5c9e (このIDを非表示/違反報告)
幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» よぅわからんばい(笑) (2015年10月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)
カレハ(プロフ) - 幸せすギルあっちゅんさん» なんか楽しいじゃん!この…裏切られた感がたまらねぇ…!! (2015年10月28日 23時) (レス) id: 3f03be5c9e (このIDを非表示/違反報告)
幸せすギルあっちゅん(プロフ) - カレハさん» ドSかよwwwww (2015年10月28日 18時) (携帯から) (レス) id: 9a65b8c3df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カレハ | 作成日時:2015年7月25日 23時

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