奇跡と絆 IV

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神山side

Aが濱ちゃんのとこに行くのを見てから
ずっとモヤモヤしてた。
そこには照史もいて、何か隠してる。そう思った

俺はずっとAから話してくれるのを待ってた。
でも話してくれなくて我慢ができず、
照史に聞いた。
Aが話してくれないのは分かっていたから。

Aのこと何か知ってるか。そう聞けば
知らないと言われた。

Aが濱ちゃんのとこに行くのを見た。照史もそこにいたのを見た。そう言ったら話してくれた。

…

桐山 「…葵唯ちゃんの病気が分かる前からAの体調が良くなくて濱ちゃんと一緒に診察した。その後は薬で様子を見てたんだけど、この前の定期検診で状態が悪くなってて、、今日検査結果と病名診断が出る。Aにも今日言う予定。今日の14時に予約入ってるから。…ずっと黙っててごめん」

神山 「分かった」

今日検査結果をAに伝えると知って
俺は14時に濱ちゃんの元へ向かった。

14時になりAがきた。

A 「どうしているの」

神山 「照史に聞いた。…また1人で抱え込むつもりだったの？」

A 「…ごめん。でも！迷惑かけるのは嫌。」

神山 「…A1人の身体じゃないの分かってるよね？…迷惑って、、倒れられたらもっと迷惑だよ。一緒に聞きに行こう。」

A 「ん、ごめん。ありがとう」


…

濱田 「…来てくれてありがとう。」

A 「うん」

濱田 「…結果なんだけど、、心筋の動きが悪かった。不整脈も確認できた。…検査の結果、
虚血性心疾患。病気の再発だった。」

病気の再発。そう聞いた時はびっくりした。

A 「…もは？」

濱田 「え？」

A 「子どもはどうなるの？」

濱田 「心疾患を持っていて妊娠するのは身体への負担が大きい。だからより気をつけなきゃいけない」

A 「…もし、私に何かあったら子どもを優先して。私じゃなくて子どもを」

濱田 「…っA！両方とも！、Aもお腹の子も両方助けるよ。」

桐山 「…いつ何が起きてもおかしくない。だからこそ仕事は休んだ方がいい。お腹の子の為にも。」

A 「…仕事は、まだやるよ。」

神山 「なに言ってるの、？」

A 「仕事はまだやる。そう言ったの。私16時からオペ入ってるからそろそろ準備始めないと。それじゃまた」

そう言ってAは診察室を出て行った

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