奇跡と絆 Ⅴ (ページ14)

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濱田side

循環器内科に

神ちゃんがきた

そこには桐山先生と重岡先生もいた

話を聞けば、Aに仕事を制限するよう
言ってほしいということだった

最近、小児救急科の方で朝から夜中まで働いているということは神ちゃんからなんとなくは聞いていて、子どもたちとの会話もほとんどないみたい。

…

俺たちは小児救急科へ行き、

看護師長にAを呼んでもらった

A 「お疲れ様、なんかあった？」

桐山「なんかあるのはAの方でしょう？」

A 「え？いや、なんのこと？」

重岡「ちょっと来て」

…

A 「ちょっと！なに？」

重岡「自分でも気づいてるでしょ？」

A 「意味がわからない」

濱田「A、いい加減にして。神ちゃんに言われたでしょ？…Aが頑張りたいのも分かるよ。でも、倒れたらそれが迷惑なの。お願いだから自分の身体大切にしてよ。」

桐山「A、もう少し仕事量減らさないと倒れちゃうよ。」

A 「身体のことは自分がよく分かってる！…みんなに言われなくても分かってる！」

神山「分かってないよ！Aは何も分かってない！子どもたち悲しませてまで仕事したいの？」

A 「そんなこと、言ってない！…今まで休んでた分、頑張りたいの！」

このままだとお互いがヒートアップして止まらなくなる。そう思って一度話し合いをやめて後日改めることになった。

桐山「A、一回頭冷やして。ゆっくり考えて。」

A 「考えても何も話すことは一緒だよ。もう十分話した。」

そう言ってAは部屋を出た。

これは…先が長くなりそう、、。

…

…

…

…

…

ちゃんとAと話ができたのは2週間後のことだった。