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くうくう小さな寝息を立てながら眠るA。
ベッドに手を掛け、彼女の髪をかき混ぜる様に撫でた。
手を離すとこぼれ落ちる癖っ毛。
口から出たのは、思いがけない一言。

「好きだ…」

止めなければならない筈なのに、思いとは裏腹に動く口。

「好きだ。好きだ。好きなんだ…」

だから、

「何処にも行くな。このやろー…」

《ロヴィ!大きくなったら、お嫁さんにしてねっ》

屈託のない笑顔で笑う幼い少女。
彼女はあの約束を、覚えているだろうか。

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作者名:水道の花子さん。 | 作成日時:2017年2月14日 13時

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