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「ところでお前は何でここに?」
「女の子に頼まれて」
「お前も大して変わらねぇﾚﾍﾞﾙで女好きじゃねぇか!!」
「女の子に逆らえる人類が居るだろうか｡…いや､居ないだろう」
「何それっぽい事言ってんだ!!滅茶苦茶アホっぽいぞちくしょー!!」
目の前にあった食べ物を2人で食べ尽くす｡
何でもロヴィも頼まれて嫌々来たらしく｡
同じ境遇同士､語ろうぜ!!って事になったのである｡
さっきまで煩かったロヴィが黙る｡
首を傾げながら烏龍茶を飲み､次の言葉を待つ｡
「…熱は､大丈夫そうだな」
「んぇ?おう｡もーﾍｰｷだぜ｡ロヴィのﾘｿﾞｯﾄで元気ﾑｷﾑｷ」
「ﾑｷﾑｷはやめて下さいだぞ」
相変わらずﾑｷﾑｷを毛嫌いするロヴィに笑いが零れそうになる｡
ねぇ､ロヴィ?
どうしてあの時､頬にｷｽしたの?
そう聞こうとして､口を開く｡
でもその口は､違う音でかき消された｡
「まぁ､元気そうで何より」
「ほら､元気印のAちゃんですから」
「…そうだな」
笑いかけられる｡
ロヴィの手が私の頭を撫で､そのままの動きで頬に滑り落ちた｡
さらり､するり｡
撫でられる頬｡
嬉しいけど､なんかむず痒い｡
「え､何」
「おー｡もちもちだな」
「ぎゃー!それ太ったって言ってる?!」
「流石に女子にそんな事言えねぇし言わねぇっつぅの｡それにお前気にしねぇじゃんそんな事」
「マァネ!!短い人生やりたい事やったモン勝ち!」
「相変わらずの忍たま〇太郎精神炸裂だな」
何さーっ!と突っかかる｡
目が合い､また笑う｡
あ､うちの学校の女の子達からの視線が痛い｡
ﾊｯﾊｧﾝ?私がｲｹﾒﾝと仲良くしててうざったいんだな?
アーサーとも仲の良い私がロヴィと言うｲｹﾒﾝと仲良いから嫌なんだな?
だけどざーんねん｡
ロヴィと離れる気は無いよ｡
最も､ロヴィが好きな人とくっついたら別だけど、ね？
(あー｡シリアスになっちゃう癖？を直したいなー)
(溜め込むな、なんて言えねぇよ)
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作者名：水道の花子さん。 | 作成日時：2017年2月14日 13時
