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ｸﾞｲｸﾞｲと引っ張られる手首を見ながら､ああ｡前にもこんな事があったな､なんて呑気に思う｡
「ちょっ､痛いってば」
まぁ両手を物凄い力で引っ張られているのでとても痛いのですが!!
私の抵抗の声虚しく前の2人はｽﾞﾝｽﾞﾝと進んでいく｡
廊下にいた生徒達はﾓｰｾﾞの様にﾊﾟｯｶﾘと2つに別れる｡
ちくしょう私に味方はいないのか｡
とある空き教室(ここは以前アーサーに誘拐された部屋だ｡懐かしい)にﾎﾟｰﾝｯと放り投げられる｡
ｶﾞﾀﾀﾀｯ!!と背中に机がﾓﾛに当たる｡
「いだいっ?!もーなんなの!!
エリー!!ベルベル!!」
「何…やて?」
「分からないわけ…?」
私の目の前に仁王立ちした2人はまさに金剛力士像のよう｡
ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾙﾌﾞﾙ震えながらも(この2人は怒らせると怖いの!!)気丈に返事をしようと試みる｡
「ああもうアーサーの事?!付き合ってない!!本当に!!」
「じゃあ朝の事は何なん?!」
「勝手に向こうが繋いできたの!!ってかﾍﾀﾘｰﾗﾝﾄﾞの事があってからあんまりアーサーに逆らえないし…」
「はぁ?!なんかされたん?!あの眉毛…ｯ!!煮るなりなんなりしちゃろか…!!」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…と言う効果音が聞こえてきそうなベルベルをエリーがﾄﾞｳﾄﾞｳと抑える｡
エリーさんや｡ベルベルは牛じゃないですよ｡
「逆らえない､ってどういう事かしら?良ければ教えてくれない?」
「…あの日ねぇ､幼なじみの好きな子がいたの｡ちょっと居ずらくて…」
「ロヴィーノ君の好きな人?!嘘やろ?」
「私だって嘘だって思いたいけどさぁ…｡で､なんでか知らないけどアーサーがいて､慰めて貰っちゃったって訳」
「それ確信犯よね」
「やな｡だからあんなに急いで走ってたんやな」
何かをﾎﾞｿﾎﾞｿと話し合っていた2人｡
そしてどこか遠い目をしながら「……愛ねぇ」「愛やなぁ」と言った｡
「何処が?」
「いや｡気にせんで｡…じゃあほんまにアーサーさんとは付き合うてないんやね?」
「うん｡…向こうは利用していいって言ってるけど､多分こっちも利用されてるだろうなぁ」
「?なんか言った?」
「んーん｡何にも」
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水道の花子さん。(プロフ) - なつみかんさん» ありがとうございます｡楽しんでもらえるように尽力する次第でございます (2017年1月30日 18時) (
レス) id: 7669f7e486 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - わゎっ...落ち��に決まったんですね！楽しみです！！頑張ってください（≧∇≦） (2017年1月30日 18時) (レス) id: 5e41aa0a5a (このIDを非表示/違反報告)
水道の花子さん。(プロフ) - なつみかんさん» ��ですか!!なつみかんさん流石です!!��になりましたら頑張ります!!ただ私にそれ程の文章力があればですが!!((( (2017年1月25日 6時) (レス) id: 7669f7e486 (このIDを非表示/違反報告)
水道の花子さん。(プロフ) - たんばりんさん» たんばりんさんコメントありがとうございます!!ロヴィ!!良いですよねロヴィ!!(ﾃﾝｼｮﾝが高い)スペイン親分…!!本当に予想を裏切らない反応ありがとうございます!!超面白いと言ってもらえて嬉しいです!!これからも面白さを追求できるよう頑張ります!! (2017年1月25日 6時) (レス) id: 7669f7e486 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - ��という選択肢があるのなら、��がいいですね、はい。 (2017年1月25日 1時) (レス) id: 5e41aa0a5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水道の花子さん。 x他1人 | 作成日時：2016年10月29日 21時
