５舎 １０ ページ12
貴「彼らは？」
猿「背の高い方が７１番、低い方が５８番。三人とも８房の奴等だ」
貴「なるほど、分かりました」
チ「あれ？猿門さん、その子何？」
そう言いながら私の方に近づいてくる
７１番さん。
チ「受付の子以外で女の子見たの初めてなんだけど。しかも鼻筋とか口元見る限り、結構な美人…」
ウ「やめなさい、この変態」
ドスッ！
チ「痛っ！？」
私の顎をくいっと持ち上げ
しげしげと眺めていた７１番さんの頭を
５８番さんが容赦なく殴った。
かなり鈍い音がしましたね。
チ「いきなり殴るとか酷くない？地味にじわじわ痛いし…」
そう言いながら、頭を押さえ
うずくまっている７１番さん。
貴「大丈夫ですか？」
なでなで
７１番さんの傍にしゃがみ、
殴られたらしい部分を撫でる。
すると、チィーさんは
ポカンとした表情で私を見上げた。
チ「へ？？」
貴「？なにか？」
チ「…この状況は一体…」
貴「頭を撫でていますが？」
チ「誰の？」
貴「７１番さんですが？」
チ「あぁ、うん。それは分かってるけど……(いい年したおっさんが美人に撫でられるってどういう状況だよ？！あ、いや、不快ってわけじゃないけど！！)」
貴「取り合えず、床はそんなに座り心地が良いとは思えないので、立ち上がることをお勧めしますが？」
そう言って手を差し出せば、
若干困惑しつつも７１番さんは私の手を取った。
チ「あ、うん。ありがと」
ウ「こんなクズの心配なんてしなくていいですよ、調子に乗るだけですから…えっと……」
貴「あ、自己紹介がまだでしたね。主任補佐看守の大蛇Aです。よろしくお願いしますね」
ウ「Aさんですか、僕は囚人番号５８番のウパです。で、先程まで貴女に撫でられてあほ面晒してたおっさんが、クズで変態のチィーです」
チ「ウパさーん、あほ面は否定できないけどそれ以外の変な事吹き込むのやめてー。俺泣いちゃうよ？」
リ・ウ「勝手に泣いてろ、クズ」
チ「酷っ！？Aちゃーん、心の傷を負った俺を慰めてー」
貴「良いですよ」
全「良いの/かよっ？！」
チ「自分で言っといてなんだけど、てっきり避けるもんだと…」
横から抱き着いてきたチィーさんを
そのまま受け止めると、
全員から突っ込まれた。
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SHANA(プロフ) - はい、楽しみにしてますね！ (2018年1月1日 0時) (
レス) id: a25e95bc5d (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - SHANAさん» コメントありがとうございます！続編も楽しんでいただけるよう頑張りますね！ (2017年12月31日 23時) (レス) id: 24c3ac3236 (このIDを非表示/違反報告)
SHANA(プロフ) - 続編楽しみにしてます！続きとってもきになりますね！毎回楽しみです！ (2017年12月31日 23時) (レス) id: a25e95bc5d (このIDを非表示/違反報告)
忍 - 大丈夫です！ (2017年12月17日 9時) (レス) id: d3e7e2edb6 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - 忍さん» 忍さんコメントありがとうございます！それと、胃は大丈夫ですか？！ｗ (2017年12月16日 14時) (レス) id: 24c3ac3236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔夜魅月 | 作成日時：2017年12月7日 1時
