【銀魂】後悔途切れぬ恋物語【坂田銀時】

キてる ページ49

―――――――――


「帰ったぞー」


銀時に続いて万事屋に入る。


どうやら新八君と神楽ちゃんは居ないよう。




居間に2人とも入って、ドアを閉めたところが私の限界だった。




「―――オイ！」



全身の力が抜け、倒れそうになったところで銀時が受け止めてくれる。



「大丈夫か？」


「･･大丈夫。････じゃ、ないかも」


「どうしたんだよ、何が･･っつーか誰が原因だ？あの女か？」



銀時の着物に顔をうずめながら口を開く。



「･･･私ね、あの人に割とゲスいことされてたりしたんだ」



日々の暴言から始まって、陰口とか物を隠されたり。


あそこの寺子屋で雇ってもらうまで銀時たちと一緒に居て、そういう経験はしたことなかったからかなり堪えた。


で、やっと離れられたと思ったところでの再会だ。



「なんか、色々キちゃって」



銀時に腕を回しながら言った。


いつもならとてもじゃないけど出来ないこんなことが出来るくらいには、キている。

あとがき→←あったか●●●が待っている

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す