【銀魂3z】先生、だけど【坂田銀八】

これでも一応ポーカーフェイス ページ34

「まァどうせ銀八だろィ」
「な…ッ！」



…それを見破ってしまうのが総悟という人で。何故分かった、と叫ぼうとしたギリギリのところで自分の口にストップをかけた。



……だけどもギリギリ口から溢れ出なかった筈の私の純粋な疑問は…、



「にしても銀八の名前出すと表情がよく変わるねィ。わかり易いにも程があらァ」




…またまた、総悟に見破られてしまった。





「……絶対誰にも言わないでよ」


「さぁねィ。ため息の理由を教えるんなら考えてやらねーでもねェ」



それ悪化してる、と心の中でツッコむも、もしここで教えなかったらできる限りの脚色を施して言い触らされるのは分かっていて。



「…理由も何も、分かってんでしょどうせ」


「いやー困ったー全く分かんねーや」



返ってきたのは棒読み。清々しいほどの棒読み。ぶん殴ってやりたいんだけどコイツ。

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