【銀魂3z】先生、だけど【坂田銀八】

大体のことは『3zだから』でなんとかなっちゃう世の中 ページ4

――――階が一つ上に上がっただけで、その他は特に変わり映えもしない教室の戸を開ける。…と。





「…いつも通りにも程があると思う」



そこに広がっていたのは、いつも通り意味の分からない生物を紙にひたすら描き続けるヅラとお手製らしいお弁当を新八に無理やり食べさせようとする妙ちゃん。


そして相変わらずスカートinジャージを貫く九ちゃんに生足の良さを力説する東城さん、編み物をする屁怒絽さんと眼鏡を探すさっちゃん、阿音ちゃんとハム子は原宿に行く計画を建ててるし、マダオは相変わらず人生を諦めたかの様な顔で求人誌を読み込んでいる。




…いや、予想はしてたけどね、でももうちょっとさ。


なんかこう…新学期なんだしここまでいつも通りじゃなくても良いんじゃない？




例えば久しぶりに会えた友達と喜び合ったり、もしかしたら担任変わるんじゃない？とか有り得ないと分かっていても期待したり、そんな普通な子は居ない訳！？





なんて、そこまで思ってふと気づく。









…………そうだ、そういえばここは3zだった。




問題児とバカとアホ、もしくは全て兼ね揃えた生粋のダメ人間しか居ないこのクラスに、普通なんてもんを期待した私が馬鹿だった。

ボケが飽和状態とはまさにこのこと→←もう人生が終わった様な気がしてくる

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