今日:26 hit、昨日:0 hit、合計:70,725 hit
小｜中｜大
１２０ ページ32
「お話したかったのはこの件だけですか？」
ほうじ茶を１口飲んで相澤さんに聞くと歯切れの悪い 「あぁ…」 って返事が返ってきた
ズズッて音を立てて残ってたであろうコーヒーを飲んだ相澤さんは 「学校に戻る ごちそうさん」 って言って立ち上がったと思ったら 足早に玄関に向かって歩いて行く
「えっ？ 相澤さん！？」
急なことで私は立ち上がることができなくて 声を掛けてもバタンって扉の閉まる音しか帰ってこなかった
急にどうしたんだろう 何か変な事しちゃった？ お高めのクッキーにも手を付けてないし…
これは、後でゆっくりと食べよう もったいない
今、メッセージを送っても運転中だろうから迷惑だよね…
そんなことを思いながら私用のスマホを開いたら睡からのメッセージが入ってて
『体調大丈夫？ 校長が明日はゆっくり休みなさいって
何かあったらすぐに言ってよ？ すぐ行くから！』
開いたらそう書かれたメッセージが最新の部分に入ってた
最近の睡とのメッセージは心配されてばっかりだな なんて見返してて思う
『体調は大丈夫だよ ありがとう
家の近くまでって思ってたけど 結局相澤さんに家まで送ってもらったから少し楽できた(笑)
校長に迷惑かけてばっかりで申し訳ない… 次行ったら謝らないとだよねー…』
そう送ってスマホを机の上に置いてからお茶を飲む
最近 休みを貰ってばっかりだな… 次行く時には何かお詫びの品でも持って行った方が良いかな…
ふとそんなことを思ってしまう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくや | 作成日時：2021年8月24日 7時
