再会、そして動き出す 3 (ページ8)

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翌日。

授業が終わったあと、まっすぐに河川敷の陸橋のとこに向かった。

約束の19時前には着きそうと思っていたら、翔の方が先に来ていた。

「翔」

『…おう』

川の方を向いてた翔が振り返って、硬い表情でこっちに歩いてくる。

『あのさ…』

下を向いたまま話し始める翔。

『…最近、俺のこと避けてるよね』

「え…」

『だから俺からも話しかけづらくて、』

やっぱりそのことか…

「あの、それは、」

『や、いいんだ。別に怒ってるとかじゃないから』

え？

なんで避けるのか聞きたいわけじゃないの？

『むしろ俺のせい、っていうか…』

「…どういうこと？」

『あーえっと、それも含めて話したくて』

なに？

さっきから何が言いたいのかさっぱりわからない。

『この前の返事にもなるんだけど、」

「返事…？」

『あぁ…ここで、さ、』

「あ…」

え、待って。

返事って、え？

あの時、翔に想いは伝えたけど、「付き合ってください」とは言ってないよね。

だから、返事なんてないはずだし、今さらどうしたの…？

胸がざわざわする。

またここで私は傷つかなきゃいけないの？

吹っ切るために頑張ってる私に、最後の追い討ちでもするの？