再会、そして動き出す 3 (ページ3)

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二宮くんが見えなくなったら、スマホを取り出して早速お店を調べ始めた。

大学の周辺で、ハンバーグ屋さんとかないかなぁ。

そうだ、誕生日だからプレゼントあげたら喜んでくれるかな。

プレゼント何にするかも考えなきゃ。

なんだかすごくわくわくしてる。

友達から彼氏になると、こんなに気持ちが変わるんだな。

誕生日とか好きな食べ物とか、知らなかったことを知って嬉しくなったり。

二宮くんのために色々考えてるのが楽しかったり。

翔のことを考えてるときの切ない気持ちが、こういう幸せな気持ちでどんどんなくなっていくといいな。

二宮くんの誕生日当日。

ハンバーグ屋さんは残念ながら見つからなかったけど、美味しそうなハンバーグもある洋食屋さんが駅近くにあった。

和「高級なとこじゃないよね？笑」

「大丈夫、私でも払えるくらいのとこだよ笑」

お店の中に入ったら、美味しそうな香りがふわっとした。

窓際の席に案内されて、向かい合って座る。

二宮くんはもちろんハンバーグ、私も迷った末ハンバーグにした。

和「うわ、ちょーうまい」

「ね、美味しい！」

和「また来たいな、ここ」

「うん、そうだね」

ふふ、二宮くん、ほんとにハンバーグ大好きなんだなぁ。

なんだか可愛い。