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「じゃあそれで決まりね」
和「うん」
お店どこがいいかな？
「二宮くん、好きな食べ物とかある？」
和「ハンバーグかな」
「へぇ〜、この辺で良さそうなお店ないかなぁ」
和「別にファミレスとかでもいいよ？笑」
「…なかったらそうする。笑」
和「うん笑」
同じ方向の電車に乗って、途中までは一緒。
和「ねぇ、相葉雅紀って覚えてる？」
「あいば、まさき…？」
和「そう、高校んときの友達なんだけど」
「え…私、同じクラスなったことあるかな」
和「んー、ないと思う」
「…分かんないなぁ」
和「そっか笑」
同じクラスになったことあるなら覚えてるだろうけど。
頑張って思い出そうとしても思い出せなくて。
そんな私を見て、二宮くんが「雅紀残念。笑」って笑った。
「その人が何かあったの？」
和「いや何にもないよ笑 もう忘れてくれて大丈夫」
ほんとに何にもなさそうだったから、「まぁいいや」って思って、思い出そうとするのをやめた。
そんなこんなで、二宮くんが降りる駅に着いた。
和「じゃあね、また明日」
「うん、ばいばい」
電車を降りてドアが閉まって発車するまで、ホームにいて手を振ってくれる二宮くん。
嬉しくて、私も手を振り返した。
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作者名：さくらこ | 作成日時：2016年9月19日 21時
