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二宮くんと付き合い始めて1週間が過ぎた。
正直、付き合うのとか始めてだし、どうすればいいんだろうって不安だったんだけど。
お昼一緒に食べようって誘ってくれたり、授業が被らない日は「一緒に帰らない？」ってLINEくれたり、二宮くんの方からいろいろ声かけてくれて。
でも、私の気持ちを配慮してか、ぐいぐい来すぎることはなくて。
そんな二宮くんなりの優しさが嬉しかった。
今日はサークルがなくて一緒に帰れる日。
待ち合わせをして駅まで一緒に歩いていた。
和「そういやさぁ、自分から言うのはちょっとあれなんだけど、」
「ん？なに？」
言いづらそうにしてる二宮くん。
なんだろう…
和「実は…もうすぐ誕生日なんだよね」
「えっ、そうなの？いつ？」
和「6月17日」
「え！来週じゃんっ」
和「うん笑」
「お祝いしなきゃ！何がいい？」
和「してくれるの？」
「するよ、もちろん！」
誕生日なんて年に1回の大切な日なんだから！
和「平日だから学校あるし、おめでとうって言ってくれるだけでも嬉しいけどね笑」
「う〜ん、でもお祝いしたいなぁ…
じゃあさ、夜ご飯食べて帰らない？私奢るから！」
和「え、まじで？笑」
「だめかな？」
和「いや全然、嬉しい笑」
「なんか、さっきからすごい笑ってるけど…私変なこと言ってる…？」
私が何か言う度に、ふふふって笑ってる。
和「いや、ほんと嬉しくてさ笑 そんな風に言ってくれて」
「え…」
和「ありがとね」
なぜかお礼言われちゃった。
よく分からないけど、二宮くんが喜んでくれるなら私も嬉しい。
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作者名：さくらこ | 作成日時：2016年9月19日 21時
