今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:59,973 hit
小｜中｜大
68 ＊9/15 ページ33
ーー返事したいから、明日の放課後、時間もらってもいいかな？
二宮くんにそうLINEしたら、「いいよ、分かった」って返ってきた。
二宮くんの告白からもうすぐ1ヶ月が経とうとしていて。
さすがにこれ以上待たせられない、と思った。
待ち合わせたのはあの公園。
1ヶ月の間に3回も来るなんて。
込み入った話するにはちょうどいい静かさなんだよね。
ほんといい場所見つけたと思う。笑
私が行ったら、もう二宮くんは来てた。
「遅くなってごめん」
和「いや、大丈夫だよ」
少し間を空けて、隣に座る。
和「…話すの久しぶりだね」
「う、うん…ごめんね、中々返事できなくて」
和「…ううん」
「…っ、」
どうしよう。
言わなきゃと思うと、喉の奥に言葉が詰まってしゃべれない。
和「答え、出たの？」
痺れを切らしたのか、二宮くんの方から聞いてくれた。
ふう、と息を吐いて気持ちを落ち着かせる。
「…あのね、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくらこ | 作成日時：2016年8月26日 20時
