Without you, I'll die (ページ5)

今日:10 hit、昨日:26 hit、合計:33,032 hit

君に届けるラブレター-※0 ページ5

「君に届けるラブレター」を読む前に、こちらをお読み頂けると嬉しいです。

⚠︎

現在の活動の形でのお話です。
私なりの解釈や、現実とは逸れている部分もあります。

T/OBEの方に関してはこのような制度があるのかを把握できていません。あくまでもお話の中で、私が作った設定だと受け入れてくださる方のみお読みください。

------

-prologue-

事務所からダンボールが届いた。
大きさに対して、軽めのダンボール。

なんだろう？

「平野さん届きましたかね？」

と、ちょうどマネージャーからLINEが来て

「あ、ダンボールのこと？」
「それです！ファンレターが大分溜まってたので纏めて送らさせて頂きました。
　お時間ある時にご確認ください！」

いい意見だけじゃないことは分かってた。
正直読みたくないなぁ、なんて。

期待を裏切られた。

ダンボールを開けるとそこには、
赤やピンク、白の封筒でいっぱいだった。

もうそれだけで胸がいっぱいになって、その日はそのままダンボールを閉じた。

・

「紫耀、ファンレター読んだ？」
「開けたけどまだ読んでない。これから読もうと思って」

「ちゃんと確認した方がいいかも、
　良いことあるよ。多分」

言われなくても分かってる。でもなんだ？
なんだその含みのある言い方は。
ジンらしくない婉曲的な言い方は。

良いことって何なんだ…？