Without you, I'll die (ページ4)

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夜ご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、ドライヤーで髪を乾かしあって、並んで歯磨きをする。

「紫耀、離れないで」

お皿を洗う時も隣にいてって、

「紫耀、俺のこと後ろからぎゅーってしてな？」

お風呂に浸かる時だって、

「しょお、髪乾かして〜
　紫耀に乾かしてもらわんと俺の髪パサパサになるで？」

気持ちよさそうに俺の膝に挟まって、髪を靡かせて

「しょー、置いてかんといて…」

洗面所に向かう俺の後ろをついてきて、
服の裾を引っ張る廉が愛おしい。

並んで歯磨きをして、鏡に写る廉が幸せそうに俺の方を見てくるこの休日が俺にとっての最大のリフレッシュ。

最後は

「れん、おいで。」

先にベッドに入った俺は掛け布団を片手で持って、廉を呼んで招く。

嬉しそうに、俺しか見えない、そんな顔をしながらこっちに近づいてくるお前が愛しくて仕方がない。

夜は、存分に甘やかしてあげる。
太陽に反射されて輝く月が出る頃は、お前が素直になれる時。

だって
廉は月だから。

太陽が燦々と照らしている昼の間は、どうか廉が俺を存分に甘やかしてくれる？

俺は、廉を照らす太陽になりたいからさ。

おやすみ、廉。
夜だけ素直に甘えてくるお前の寝顔にキスをしようか。

fin.