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「Aは永遠の命、ほしい？」
前にも聞かれた気がする。あの頃はなんて答えたかなんて覚えてない。ロボロがこんな質問をする意味は今も昔もわからないけれど。
「……ろぼろといっしょな、」
咽せかえる。咳をすると身体中が酷く痛む。
喉に激痛が走ったと同時に脳にブチ、と嫌な音も聞こえてきた気がした。多分もう喉は大きく裂けて喋れない。
好きだって、伝えられなかった。
「A…？なあ、A？……返事してや、」
声は出ない、出す気力もない。体の痛みもだんだんなくなってきた気がする。それでも相変わらず痛いけれど。
ロボロだってあんなに近くで爆破を受けて無傷なわけがない。ロボロも私もここで終わりなのかな、なんて心のどこかで思う。
「ごめんA、さっきので脚イカれてもう助けられそうにない、かも」
苦虫を潰したような顔。全然似合わない。
ロボロは笑ったほうがいいよって言ったじゃん。最期くらい笑ってよ。
瞼が重い。閉じたらもう二度と開けないと思うけれど開く力も入らない。
だんだんとロボロが視界から消えていき、真っ暗になって、感覚がなくなって全部終わって。
「……………………よし」
本当の最期に、ロボロの声が聞こえた。
長かった！ようやくミッション達成、これで俺も夢の幹部や。
深く息を吐いて砂埃を叩いて女を池に投げる。
なにが人魚だ。アホちゃうか？
おわり
以下小ネタとか解説
最初からロボロさんはスパイです。
ロボロさんから見たらあなたの住む国は敵国で、あなたから見る敵国はロボロさんの故郷です。
人魚はただのミスリードを誘っていただけです。しょうもない設定までつけて何もない？！私もそう思いました。騙されましたかね…？全然人魚に触れられてないので察せてしまったような気もします。善処！
人魚なんて存在しません！いたら人間同士で戦争なんてしませんしね。
最後のロボロさんの「よし」はあなたの死を確認できたためです。心がない！悲しいですね。
話したいことは多いのですが多すぎて渋滞しそうなのでマシュマロ等でご質問頂けましたら回答します！ので！青い鳥の方で色々してください！すみません！お手数おかけします！
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作者名：絆創膏 | 作成日時：2023年10月30日 21時
