愛して愛された女医【stgr】

部下を守る為に ページ5

奥を見てみると赤いスーツを着た男が女性に手錠をかけていた



それを警察と救急隊は見ている



『何かあったんですか？』



警察「救急隊がギャングのボスを轢いてしまったらしくて、、」



救急隊が関わっているなら私が行かない訳にはいかない



私は人々の間を通って赤いスーツの人の前に行った



『どうされましたか、、ってウェスカーさん、？』



やはり予想通り餡ブレラだった



そして横たわっていたのは救急隊の制服を着た女の子



ダウンしているのか、目を瞑って意識が薄いようだった



「誰だお前は、、もしかしてAか？」



『ええ、お久しぶり。そんなことよりその女の子こっちに渡してちょうだい』



半ば強制的に手錠が掛かっている女の子を引き取り、治療を行う



『始めまして、貴方のお名前聞かせてくれる？』



「キラメキーラです、救急隊です」



か弱い声で答えた



蘇生と除細動器の処置をしていたが怪我が酷く中々治らない



『何があったかは後で聞くからもう少し頑張ってね』



そんな時後ろから懐かしい声が聞こえた



「A先生、手伝います」



声の主は昔から救急隊として働いてくれている雷堂くん



『私のこと覚えてくれてたんだね、包帯をお願い』



なんとか出血も無くなり蘇生も行えた



「A、彼女と話し合いを続けたいんだ」



『話し合いって？』



周りの人たちから事件の詳しい内容を聞いた



『メキーラちゃん、一億なんて払って大丈夫なの？』



ﾒｷｰﾗ「はい、私がやってしまったことなので、、」



本人の意思のため、口出しは出来ないが救急隊の部下が苦しんでいるのは見たくない



その場で支払いは完了して、解散することに。



『ウェスカーさんうちの部下が迷惑掛けたようで申し訳ないです』



「別にAが謝ることではないし、我々も解決したんだったらこれ以上深追いする気はない」



私はウェスカーさんに上司としての謝罪をしておいた



餡ブレラは帰り現場には警察と救急隊だけが残った



『雷堂くん、この子を病院でもう一度検査をしておいて欲しいの』



「分かりました、A先生も後ほど来てくださいね」



メキーラちゃんを運んでもらい、初めて会う警官たちに挨拶をする



『はじめまして、私は救急隊総監督兼市長補佐をしているAAと申します。この度はありがとうございました』

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