愛して愛された女医【stgr】

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RB「久しぶりA、今はお互いゆっくり話してる暇は無さそうだね」



『誰かさんたちが襲撃始めちゃったからね、いつまでこんな事するつもり？』



本当は1秒でも早く警官を搬送し治療したいところだけど



彼がいるならそうは行かない。



「さぁ…？ボスの指示でしてるだけだからあんまり分かってないんだよね」



さっきからの話を合わせるとこの襲撃はモンちゃんが始めたのだろう



モンちゃんに電話をしてみよう、出てくれるかは分からないけど。



でも、それより今は



咄嗟に私は近くにいた警官2人を抱えて走った



後ろから銃声が聞こえる



緊急事態と認識してパトカーの後部座席に2人を乗せて走らせた



『今から病院へ運ぶけれど痛いところある？』



「私は出血でふらふらです〜！」「俺は脊椎やられてると思います」



『分かった、病院までもう少し我慢してね！』



〘ひのらん、ミンドリー搬送するから鍵付きの部屋で治療頼むね〙



最悪の場合は病院まで襲撃されることだったので警官は鍵付きの部屋で蘇生をする



病院の玄関には外科医が待機していた



『よつは、この2人を頼みます！』



よつは「ええ任せてちょうだい、Aも気をつけるのよ」



まだ本署に残されている警官を搬送するためにもう一度向かう



次はさっきと同じようには行かないだろう



ぎんくんやメキちゃんが数人を搬送しているがルート的に追われていることがわかる



『あ、そういえば……』



先程の会話を思い出してモンちゃんに電話をかける



出てくれないかと思ったが数コールしたあと



『もしもし、モンちゃんなにやってるの…？』



「見てそのまま襲撃だよ、俺はちゃんと予告してたから」



『襲撃なのは分かるけど…あまりにも規模が大きいし時間が長すぎない？』



「俺の全財産無くなるまでやるよ」



“全財産”その言葉を聞いて固まってしまった



ギャングのボスの全財産なんて一般人には考えられない額になる



そんな事をしたらこの街は完全に終わってしまう



そしてモンちゃんの声色を聞いて簡単には止められないと感じた



それでも



『絶対に止めるから』



最後に一言だけ伝えて電話を切った



警官のダウンは止みそうにない



救急隊にも敵視が向いているので、今は皆に持ちこたえてもらうしか無い。



銃声を聞きながらヘリに乗り込んでダウン者の元へ向かう



〘警官たちの希望は救急隊です、どうか諦めないで〙

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