愛して愛された女医【stgr】

公務員 ページ13

『事故りかけちゃったの？怪我してない？』



つい職業癖で怪我を心配する



「そんな心配顔しなくても大丈夫よ笑もし怪我してたらAさんに治してもらえるし」



彼は少し笑っていた。確かに目立った外傷は無さそうなので一安心



いつものパトカーではなくかっこいい車に乗せてもらいカニメイトまで向かう



『今日は警察お休みしてるの？』



「そうそう、普段はバイトに任せてるんだけど今日はAさん誘う為に休みもらってるんだよ」



わざわざ私を誘うために警察を休んでもらって申し訳無いなと思いつつ



『わざわざ私なんかを誘ってくれてありがとうね』



と感謝を伝える。



他愛ない話をしているとあっという間に着いて、店の中に入ると



『とっても素敵、、！焚き火も綺麗ね』



暖かみのあるイスや焚き火に癒やされる空間だった



「結構こだわったんすよ、気に入ってもらえて良かった」



『こんな素敵な所で働いてる皆も羨ましいな〜』



「Aさんも働きます？こっちは大歓迎よ？」



まさかの勧誘をされた



でも私は市長補佐と救急隊だけで精一杯なので丁寧に断る



「また働きたくなったらいつでも言ってよ」



『うん、その時はすぐに連絡するね』



「まあとりあえずなんか頼んでいく？」



『なに頼もうかな〜じゃあおすすめの食べ物飲み物を30ずつで！』



「おっけーすぐ準備するから座ってて」



と言われたので焚き火が近い席に座る



言っていた通りすぐに商品を持ってきてくれた



『これも全部力二くんが考えたの？』



「色んな組織とかとコラボして作ってる感じかな、それこそ救急隊もコラボしたいんだけどな〜」



『救急隊コラボいいじゃん、やるなら全部私許可するけど？』



「そうだったわ笑Aさん救急隊のトップだったわ、また今度相談させてよ」



『もちろん！楽しそうな事はなんでもしたいからね』



カニメイトはイベントやコラボをたくさんしていて街の発展にも大きく貢献してくれている



それは市長補佐としても有り難いことだった



雑談をしていると突然、



「そういえば話変わるんだけどさAさんって家買ってる？」



『家買ってないよ、借りて☓△☓○番のマンションに住んでるよ！』



「家買ってるイメージあったわ、ってそこギャングのアジト近くじゃない？」



『そうだね、、ALLINのアジトの近くだよ』



彼が言いたいことは分かっている



きっと私の身の心配をしてくれている

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