君と隣で笑い合う街【stgr】

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私が会議室についた頃は人がまだ少なかった



なんの会議なんだろうと考えているうちにメンバーは揃って



署長が口を開けた



馬ｳｱｰ「集まってもらった理由は、



ハクナツメが退官した」



ナツメが警察を辞めた？



言っている意味が理解できなかった



気付いたら手足が震えていた。



ﾈﾙ「A大丈夫？」



『う、うん大丈夫だよ』



馬ｳｱｰ「これまでの犯罪者の押収品を家に持ち帰っていたことが発覚した」



さっき私が確認していた押収品のこと



あれはナツメの仕業だった。



彼が犯罪者になってしまったのだと理解してしまった



あんなにも優しい彼が犯罪者になってしまった現実を受け止めるのは難しくて



私は倒れてしまった。



目が覚めたのは病院のベッドの上



ぎゃる「あ、起きた？あーしもさっきナツメのこと聞いたよ」



あの後病院に運ばれたそうでぎゃるみが説明してくれた



混乱はしているが体は大丈夫なので退院した。



そして私は携帯を手に取り、ナツメに電話を掛けた



『もしもし、ナツメ？辞めるんだってね警察』



彼は出たが無言だった。



『私ナツメが居ないと警察なんて出来ないよ』



「、、、ごめん」



『会って話がしたい、ヘリ持ってるんでしょ？迎えにきてよ』



私は返事を聞く前に番地を言って電話を切る



彼なら来てくれるって信じてたから。



数分後、予想通り彼は来てくれた



『なんか久しぶりかも笑、海行きたいな』



「久しぶりだね、行こっか」



変わらずに優しい声で連れて行ってくれた。



海に着くとヘリから降りて世間話をした



『本題だけどさ、ナツメはもう戻って来ないんだよね』



「うん、戻れないし戻らないよ」



『そっか〜、私警察続けられるかな』



ナツメが犯罪者になった今、警察として捕まえなければならない



躊躇もあった



そんな私にナツメは



「じゃあ僕と一緒に辞めようよ」



1番私が望みたかったことを言い、手を差し出された



これからもナツメと隣でいたい



『、、ナツメと居られるなら』



手を取った。



「こんなタイミングだけどAのこと好きだよ」



『私もナツメのこと大好き』



夕方の海で微笑み合う。







ー数ヶ月後ー



私と彼は赤いスーツを身に着けて、



今日もロスサントスを生きる。



”店舗強盗行こっか“









貴方の墜ちた手を、




私は掴み




共に堕ちていく。

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