君と隣で笑い合う街【stgr】

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彼視点


先輩とAが恋バナをし始めたので、俺達は屋上に向かった



「伊坂さんは告白するときどんな事考えてたんですか？」



伊坂「言うの恥ずかしいけど…色んな想いかな、もちろん上司っていうのもあって中々告白出来なかったけど」




「やっぱり同業者でしかも警察官って付き合うの難しいのかな〜」




伊坂「青井さんも警察官の誰かが好きなんですか？」



「あ〜まあそうっすね、警官になった理由の1つでもあるというか、」



正直に言うと俺は小さい頃からAの事が好きだった



彼女は少女漫画に憧れて「同業者と恋がしたい」なんてよく言っていて



俺は同じタイミングで警察官を志望して入る事になった



この街の人を守りたいのもあるが、近くで彼女のことを守りたい



伊坂「そうなんですね、近くで彼女が戦ったりするのを見るのは辛いけどきっと青井さんなら守れますよ」



伊坂さんは明るく親身に話を聞いてくれる



その言葉に背中を押された気がした



「伊坂さんありがとうございます、俺行ってきますね」



伊坂「憧れ、叶えてあげてください」






ー私視点ー



先輩から勇気を貰った後、急いでらだおのGPSの元に向かった



この気持ちを早く彼に伝えたかった



すると二階の階段で目が合うように出会った



私が口を開く前に、



「俺、Aに話したい事あるんだけどいい？」



その言葉に頷くと階段の踊り場で



「さっき先輩たちの話聞いて、警察官として市民を守りたい。


でももっとAのことを守りたいってようやく伝えられると思った。


だから俺と付き合ってほしい」



被り物を取って私の目を見つめてきた



私が言う前に全て言いたかったことを彼は口にしてくれた



『昔からずっと一緒に居てお互い色んな所見てきたよね


これからも一緒にいてね、こんな私でよければよろしくお願いします、！』



いつものふにゃっとした笑顔を私に向けてくれた



『彼氏が同期の警察官なんてかっこいいよ』



「彼女が幼馴染の警察官ってかっこいいね」





“先輩たち、ありがとう”




この事は皆に秘密にしますからね。

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