君と隣で笑い合う街【stgr】

酔わないで【wskr】 ページ27

救急隊✕ギャングボス

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12月末、今日のこの街は平和だ。



何故かと言うと警察官がほとんど“いない”からだった



警察が居ない方が平和というのは皮肉だが、



法で警察が少なすぎる時は犯罪してはいけないことになっているため



救急隊もギャングも暇をしていた



そんな時に一件のダウン通知が来た。



『皆行こっか！』



一緒に出勤していたみにゃや雷堂くんと共にヘリに乗り込む



現場近くになり、ヘリから状況を見ていると



雷堂「あのヘリ、餡ブレラですかね」



『ほんとだ〜って倒れてるのウェスカーさんじゃない？！』



持ち前の視力で倒れている人が大好きな彼だと分かった



ヘリを降ろしてもらいすぐにみにゃと駆け寄る



『ウェスカーさーん！大丈夫？』



「ん〜？A〜？」



いつもと雰囲気が違うように感じる。柔らかい口調に眠そうな目



わきを「おぉAか、ボスはこの通りちょっと酔ってるんだ」



『酔ってるの！？ウェスカーさんあんまり飲んじゃだめって言ったでしょ〜！』



「でもまだハイボールしか飲んでないよ」



彼はお酒が弱いのであまり飲まないようにと忠告していたが



この通り飲むと構ってちゃんになってしまう



『とりあえず蘇生するから酔って部下の人達に迷惑かけないようにね』



「は〜いありがとう〜」



蘇生を完了してヘリで病院に帰る



『そろそろ忘年会シーズンだね〜』



みにゃ「忘年会したいな〜患者居ないしお酒飲もうかな？」



ももあ「ももあも飲みたーい！」



『もまーは暴れちゃうでしょ？笑』



ももあ「暴れないもん！」



なんて雑談をしていると病院前の道路にさっきの赤いヘリが止まった



そこからウェスカーさんやわきをが出てくる



『どうしたの？もしかしてまた怪我した？』



「いやぁこっちも暇だから病院で飲みに来たんだよ」



わきを「Aにも会いたいって聞かなくてな、、」



仕事中は公務員とギャングの関係なので出来るだけ関わらないようにしているが



酔っている彼には関係ないのだろう



『ん〜じゃあせっかくだしここで皆お酒飲んでもいいよ！』



ももあ「いいのー！？やった！」



みにゃ「私もお酒持ってくるね〜」



各自お酒を買ったり持ってきて



雷堂「宿直室にいい和室があるんで行きましょう」



畳の和室で円になってお酒を飲んでいく



『ちょっとウェスカーさんペース早いよ〜』



「Aがいるから大丈夫」

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