君と隣で笑い合う街【stgr】

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全く予想していなかった展開に驚いたが



それと同時に彼が私の手を引っ張って



「特別に俺がメンケアしてあげますよ」



とどこかに連れて行かれる。



彼は基本犯人に直接制裁を加えるのでメンケアなんてしたこと無いはず



駐車場に行き、彼の運転の車に乗るとドライブが始まった



『この道久しぶりに通ったよ』



今通っている道は魔法少女カフェの帰りに夜景を見ながら帰った道



でも彼何も言わなかった



『助けてくれてありがとうね』



「あぁ、俺がしたかっただけなんでいいっすよ」



『それでどこに連れて行ってくれてるの？』



「目瞑っててください」



行き先は言ってくれなかったが言う通りに目を瞑った



数分後



目を開けてもいいと言われたのでゆっくり瞼を開くと



ロスサントスが一景出来る高台にいた



『夕日いいね〜写真撮ろうよ』



2人きりでこんないい場所に来るなんて目的は1つだろう



それでも気付かないふりを。



スマホを自撮りする形で持って、夕日と2人で映り込む



こんな距離の近さは魔法少女カフェのチェキ以来



『はいチーズ！相変わらず両手ピースなんだね笑』



2人でロスサントスを見ながら話す



『他の人質にもこんな丁寧なメンケアするの？』



「するわけないじゃないっすか、Aセンが先輩だからっすよ」



『ふーん？先輩だからかぁ、、他はないの？』



「他？他は、、」



何か言いにくそうな顔でいる



『嘘だよ笑私も先輩としてこれからも頑張るよ』



と歩き出そうとした私の手を掴んで



『つぼ浦？』



「待ってくれ、なんて言えばいいか分かんねぇけど、



俺やっぱりあんたの事好きだわ」



もちろん知っていたがこんなに早く伝えられるとは思わなかった



恋愛に関しては初心で弱くなるいつもの彼とは違って



少し恥ずかしそうだがしっかり言ってくれたのが嬉しくて



『また顔赤いよ笑



伝えてくれてありがとう、私も好きだよ』



と伝えると安心したように笑った



「まぁAセンが俺の事好きってことは知ってたけどな」



『え〜？嘘はだめだよ！私こそ、、ってなんでも無い！』



ここで知っていた事を言ってしまうのも面白みが無いので内緒にしておく



協力してくれた警官や市民の皆に感謝を伝えるため



TwiXに写真付きで『これからも私達を応援してね』と書き込むとたくさんのお祝いリプが届いた





これも魔法少女のおかげ？






私の魔法が



貴方にかかって。

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