君と隣で笑い合う街【stgr】

追われて追って【nsyuk】 ページ16

警察官✕ギャング

「追って追われて」のnsさん視点です

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「今日はどの変装にするかなー、、」



この街で餡ブレラという組織で日々たくさんの事をしている。



そして今日は久しぶりにATM銀行強盗をする



変装はあまり着たことがないものにした



車で銀行に向かっていると、一件の宝石屋が目に入った



ショーウィンドウに飾られた紫の宝石指輪



それを見た瞬間1人の女性を思い浮かべた



その相手とは警察官である空碧Aだった



いつも犯罪するたびに彼女が現場に来て何回も捕まっている



パトカーや牢屋で話しているうちにお互い心を開いて、



俺は彼女のことを好きになってしまっていた



ギャングと警官なんて恋仲になってはいけない。そう分かっていたけど気持ちは抑えられなかった



宝石店に入り、指輪を購入する



指輪が入った箱を大切にしまって、適当に人質を取り銀行に向かう



「もしAと会えたらちゃんと伝えるか」



そう呟いてハッキングを始めると1分もしないうちにパトカーのサイレンが聞こえた



入ってきた警官はやっぱりAだった。



変装をしているからまだバレないと思ったが



『その変装那須くんでしょ？』



と一発で笑って見破られた。



彼女と話しながら金庫を開けていると呆れたように困り笑いしていた



そしていつもの3分アタック禁止チェイスが始まった



チェイス中も彼女と話すことのできるかけがえない時間



「チェイス上手くなった？」



『那須くんとチェイスしすぎて手札わかってるのよ！』



3分が経過してアタックが始まった。



躊躇なくアタックしてくるのでエンジンは止まり、シートベルトもちぎれる



俺は座席から投げ出されダウンした



『おー、、那須くん大丈夫？やり過ぎちゃったよ、ごめんね』



「別にいいよ笑それが仕事でしょ」



彼女は犯罪者にも慈悲をかける警察官らしくない行動をよくしている



血まみれなのは自分でも分かるが、彼女は苦しそうに謝る



俺をパトカーに乗せて他愛無い雑談をした



牢屋に着いて救急隊に蘇生され、荷物検査を行われる



その時さっき買った指輪を聞かれた



『この指輪は別に犯罪用じゃないね、』



何故か少し悲しそうな顔で聞くので本当はAのために買ったが今ははぐらかす



全て終わり、パトカーで送ってくれると言ったが勇気を出してドライブに誘う。

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