君と隣で笑い合う街【stgr】

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彼の飲んでいたカフェオレをそのまま貰った。



普段カフェオレなんて飲んでいないのに、私がこうなる事を予想していたのだろう



まだこれじゃ子供っぽいところしか見せれていない



次に向かったのは友達の不二子さんのBARだった



不二「あら、お二人共いらっしゃい」



『いつものカクテルちょーだい！』



「カクテルなんて飲んだことあったか？酔わないか？」



『飲める飲める！玲くんも同じのでいい？』



不二「ふふっ、“いつもの”ね。今用意するから座っててちょうだい？」



実は不二子さんのBARでカクテルなんて頼んだ事はない。



事前に連絡して協力してもらっていた



不二「はい、これがオレンジカクテルよ。度数高いから気をつけてね」



『ありがとう！いただきます』



初めて飲んだカクテルはお酒特有の苦さと柑橘の甘さがあって



ほんの数分もすれば頭がふわふわする



「顔だいぶ赤いけど聞こえてるか？」



『うん！んへへ、Aとっても大人だからぜ〜んぜん呑めるよ！』



不二「これはまた出来上がっちゃってるわね」



もう意識もふわふわだが、最後の記憶は玲くんに連れられて店から出た所だった





『あれ、、ここ家だ、、』



「あ、起きたか？水持ってきたから飲んでな」



起きると自分の家のベッドの上だった



玲くんが家まで送ってくれたんだろう



『思ってたより酔回るの早かったみたいだね、、重かったでしょ？ごめんね』



「別に彼女だし全然嫌とかないから安心してほしい」



お酒を見え張って飲んでしまい迷惑をかけた



もうここまで迷惑かけたんだから正直に言おう



『私、、』



そこで言葉が遮られた



「今日無理して大人っぽく振る舞ってたんでしょ？気付いてたよ」



やはり突然のイメチェンは無理があった



「昨日のサラちゃんから聞いたときから様子可笑しかったから」



『気付いてたんだね、！私くるみさんに嫉妬してたみたいで変だよね笑』



自分が情けなくなって不安を打ち明けると



「俺が恋愛をして好きなのがAであって、くるみさんは推しでしかない」



「ありのままのAを好きになったんだ」



優しく声をかけてくれた



『じゃあ子供っぽくてもいい？』



「うん、もちろん」




”どんな君でも好きだよ“









推し と 彼女 は



違うよね

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