014 ページ14
〆.
「‥‥‥‥‥紫耀くん、何の病気なの」
病院近くの、誰もいない公園。ブランコに座って、空を見上げる。
「あんま、詳しくは言われへんけど‥‥‥今、なんとか普通に起きれてるって感じ。
‥‥‥‥‥‥多分、今年中には」
そこで言葉を切る大ちゅん。ああ、そうなんだ。
「紫耀くんは、私が身代わり候補だって知らないんだね」
「秘密にせなあかんから」
「‥‥‥‥紫耀くんの病気を治す方法って、何かないの?」
「今の医療技術では、無理や。‥‥‥‥‥まさか、Aちゃん」
「紫耀くんの一番大切な人になれば、私は二人の身代わりになれる?」
「‥‥‥それは‥‥いける、けど‥‥‥‥」
大ちゅんは、困った顔をする。なんでよ?私が身代わりになれば、紫耀くんは助かるし、紫耀くんの大切な人‥‥‥‥廉も、助かるのに。
「それに、最初に身代わりを頼んできたのは大ちゅんでしょ」
「それは‥‥僕が‥‥‥‥」
大ちゅんが何かを言いかけた時、公園の入り口に、廉の姿が見えた。
〆.
561人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
越前廉 - 感動しました! (2015年7月5日 0時) (レス) id: 75caf69213 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - 感動です (2015年5月27日 6時) (レス) id: f431b6529c (このIDを非表示/違反報告)
むらさきちゃん(プロフ) - 完結おめでとうございます!面白かったし、感動もしました!続編読みたいです! (2015年5月26日 17時) (レス) id: 65bb4095c3 (このIDを非表示/違反報告)
涙 苺 飴(プロフ) - 完結おめでとうございます!とっても素敵なお話でした!大吾さんんん…って最後なったけど、とても楽しかったです!これからも他のお話の更新頑張って下さい!応援してます! (2015年5月26日 2時) (レス) id: c483f21855 (このIDを非表示/違反報告)
mrn - 完結おめでとうございます♪なんかすっごい感動しました。これからも頑張ってください! (2015年5月25日 23時) (レス) id: 58337b244c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぃな & はゆな | 作成日時:2015年5月10日 0時